甲虫三昧

西のはずれの山村で ・・・ゾウムシばっかし

もとよりカミキリには縁遠いので、カミキリ以外で私の琴線に触れる虫はいないかなと、檜原村詣でをした時の虫話です。時は5月下旬、かなり前です。しかも出て来るのはゾウムシばっかし。なのでゾウムシ嫌いの虫好きさんは潔くスルーして下さい。

最初に立ち寄った小さな土場。期待はしていませんが、一応土場なのでカミキリを探します。しかし材が古すぎカミキリは皆無。いたのは樹皮をむかれた丸裸の材にオオゾウムシのみ。まっ、こんなもんでしょう、取っ掛かりとしては・・・。

1-DSC_0174wdn.jpgオオゾウムシ(オサゾウムシ科)

オオゾウムシがいた材の真上はガマズミの大木。そのガマズミからハダカヒゲボソゾウムシが、沢山降って来ます。
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2-DSC_0310wdn.jpgハダカヒゲボソゾウムシ

さしたる成果もなく別エリアへ移動。

ビーティングで落ちたチョッキリくん。チビイクビ辺りでしょうか。体長と前胸背の形で判断したのでかなりいい加減です。ゾウムシではありませんが、親戚筋なので一応・・・。

3-DSC_0391wdn.jpgチビイクビチョッキリ?(オトシブミ科)

このゾウムシ好きなんですけど、歳を取るごとに撮り方がヘタになっていきます。旬を過ぎていたのでしょうか、まっさらな個体は見られませんでした。ざんね~ん。
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5-DSC_0429wdn.jpgケブカトゲアシヒゲボソゾウムシ

これはビーティングで落ちたトゲアシクチブトゾウムシ。
6-DSC_0601wdn.jpgトゲアシクチブトゾウムシ

実を言うと最大の目的がこの小さな赤いゾウムシだったのですよ。えっ、これなの。そう、これなんですよ。正体はミヤマクチカクシゾウムシ。体長3~4mmの微小ゾウムシです。クチカクシの仲間ですが、マダラアシゾウムシと同じく所謂クチカクシスタイルにはならない生態のようです。上翅の色と点刻列とが相まって、イチゴみたいに見えませんか。私には見えるんですけど・・・。
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9-DSC_0743wdn.jpgミヤマクチカクシゾウムシ

これも小さなゾウムシです。鈍い光沢があるところがちょっと異質なミヤマヒシガタクモゾウムシ。背景が汚いのはISO感度の上げすぎです。ストロボ焚きの画質があまり好きではないので、自然光に頼るとこういうことがちょくちょく起こります。お見苦しいところはあえて見ないようにお願いしますだ。
10-DSC_0783wdn.jpgミヤマヒシガタクモゾウムシ

久しぶりのシロオビアカアシナガゾウムシ。こういうゾウムシを見られただけでもよかったと思える私は、まだまだ発展途上です。まだ先があるということでしょうか。
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11-DSC_0927wdn.jpgシロオビアカアシナガゾウムシ

このゾウムシも実に久しぶりです。メチャ地味ですが、これでもハナゾウムシの仲間です。正体はクロナガハナゾウムシ。
12-DSC_1038wdn.jpgクロナガハナゾウムシ

これでおしまいです。東京の西のはずれまで行ってこれですから、なんともなりません。日頃の行いがいかに悪いか、こんなところに出てしまうんですね。困った虫撮り屋です。



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  1. 2017/07/20(木) 18:41:54|
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カメノコ系3種 

キラリ~ンって感じですよね、このハムシ。しかしこの輝きも死ぬと色あせてしまうといいます。虫は生きている時が一番輝いているという訳です。ホストはサクラ、リンゴ、ナシなど。背中のXマークが本種のウリです。
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1-DSC_0177wdn(T).jpgセモンジンガサハムシ ’17.5月中旬 東京都八王子市

スキバジンガサハムシに似ていますが、巾が広いのでジンガサハムシで正解でしょう。体色に2バージョンあり、写真は黒褐色型と呼ばれるタイプのもの。ホストはヒルガオ類。上記のセモン同様、キラリ~ンの印象がありますが、写真で表現するのは難しいです。
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2-DSC_0027wdn(Tu).jpgジンガサハムシ ‘17.6月中旬 東京都町田市

アザミにアオカメノコハムシ。葉の色とハムシの色がほぼ同色というのがすごいです。あっぱれと言うほかありません。しかし標本になると、すべからく褐色になってしまうというのが悲しいですよね。死ぬと変色する虫はままいますが、ここまで劇的に変化する虫はそうはいないでしょう。ホストはアザミ類。
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カメノコ系は横から見るとちょっと不気味ですよね。特に眼のあたりが・・・。
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DSC_0146wdn(Hn).jpgアオカメノコハムシ ’17.5月下旬 東京都檜原村



  1. 2017/07/19(水) 20:32:59|
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逞しい? ・・・クロマルエンマコガネ♂

ネット上の「食糞性コガネムシ標本写真館」によれば、関東の平野部にも多く、都市部でも見られる活動期間の長いエンマコガネと紹介されています。だから家の近所で見られるということなのでしょう。ところで家の近所に生息している彼らは、一体何をエサとしているのでしょうか。獣糞や腐肉に集まるとありますが、都市部で獣糞や腐肉を見つけることはそうたやすいことではないと思います。そう考えると、彼らの生活力は想像以上に逞しいのかもしれません。

今にも飛びそう
DSC_0117wdn(I)_201707181822102f0.jpgクロマルエンマコガネ♂ ‘17.6月下旬 東京都世田谷区

案の定、一瞬後にはもういませんでした。その時の写真はありません。詰めの甘さは相変わらずです。



  1. 2017/07/18(火) 18:31:28|
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定位置は生葉? ・・・オオアオゾウムシ

栗林から別エリアへ転戦するため、駅へ急ぐ私の足がピタリと止まりました。畑の脇の雑草にオオアオゾウムシです。この界隈で、この大型で美麗なゾウムシの生息を確認したのは3年前ですが、今年もちゃんといてくれました。地味な色合いが多いゾウムシの中にあっては例外的な美しさです。ヒゲボソゾウムシの中には目も覚めるような美麗種がいますが、大型種では異例です。このゾウムシは、自身の体色が緑色であるということを知っていますよね。でなければ緑の生葉を選ぶはずがありません。本種の定位置は、伐採木や枯れ木ではなく、緑の生葉です、きっと・・・。
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DSC_0792wdn(Ku).jpgオオアオゾウムシ ‘17.6月上旬 東京都町田市



  1. 2017/07/16(日) 20:22:19|
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半端ないですよ ・・・ヒメトラハナムグリ

ずんぐりむっくりしたものが目の前にぶら下がっていると思ったら、ヒメトラハナムグリの交尾ペアでした。シャッターを切りながら重なった両者を見ていると、時折りオスが激しく腰?を振ります。するとそれにつられてダンゴ状の二匹がブルブルと震えるんですよ。そんなシーンが2~3度ありまして、最後は勢い余って二匹とも落ちてしまいました。いやぁ、びっくり。ヒメトラハナムグリの交尾がこんなに激しいものとは知りませんでした。ここだけの話、半端ないですよ、各々方。
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別個体です
DSC_0326wkn(Tu).jpgヒメトラハナムグリ ‘17.6月上旬 東京都町田市



  1. 2017/07/16(日) 11:04:45|
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