甲虫三昧

悩ましいゾウムシ ・・・イネゾウモドキ類

毎年この時期になると私を悩ませるゾウムシの登場です。

あ~だ、こ~だと御託を並べたところで、100%確実なことなど何一つ言える状況ではないので、今回はすべからくイネゾウモドキの一種という表記で完全黙秘を貫こうと思ったのですが、それもやっぱりなんだかぁ、という私の良心?が頭をもたげ、取りあえずどうしようもない御託を並べてみようか、ということになりました。という訳で今回は記事が長いので、読まずにスルーするのがベストチョイスですが、暇な虫好きさんはお付き合い下さい。

今までモンイネゾウモドキと思い込んでいたゾウムシは、実はケヤガイネゾウではあるまいか、という気持ちに傾いてきました。図鑑のケナガイネゾウモドキの項に、「上翅には2種類の被毛があり云々」という記述があり、それがひょっとして2列のストライプに見えるのではないか、と考えたわけですね。(こじつけ感が強い?)数少ないケナガイネゾウモドキのネット情報からも、何となくそんなことが見えてくる感じではありますが・・・。

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DSC_1181wkn(I).jpgケナガイネゾウモドキ?

次にモンイネゾウモドキです。モンイネゾウは「褐色の地に黒紋があるように見える」とあるので、ストライプ状には見えず、全体に黒っぽく見えるのではないかと考えると何となく辻褄が合ってきます。図鑑の標本画像からもそれがうかがえます。このことを踏まえて上のゾウムシを眺めると、ケナガイネゾウモドキに見えてくるから不思議です。
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上の写真には3種類のイネゾウモドキが写っているとは考えられませんか。一番上がケナガ、次の2頭がモン、その下のボケボケがヤナギ・・・。

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ボケて写っている中ほどの2頭、何となくヤナギっぽく見えませんか。撮っている時はみな同じに見えるので、ピン合わせをしなかったことが悔やまれます。春が来る前にもう一度確認しに行かなければなりますまい。

DSC_0321wdn(I).jpgケナガとモン?

DSC_0705wdn(I).jpgモンイネゾウモドキ? ’17 冬 東京都狛江市(すべて)

過去画像や今回UPの画像を眺めていたら、このフィールドにはアカイネゾウモドキを含め4種類のイネゾウモドキがいるんじゃないの、なんてことまで脳裏をかすめるようになりました。ますますドツボにはまりそうな河川敷のイネゾウモドキたちです。

標本を作らず(採集しないので)画像だけで種を特定しようという綱渡り的同定法が、こんなどうしようもない御託となって出来しました。あ~、どうしましょ、スリル満点です。

アカイネゾウモドキ、ヤナギイネゾウモドキ、モンイネゾウモドキ、そしてケナガイネゾウモドキ。この4種がこのフィールドに生息しているとしたら、楽しいと思いませんか。お付き合いいただきありがとうございました。




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  1. 2017/02/20(月) 18:53:48|
  2. ゾウムシ科
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越冬個体のみ ・・・ムツボシテントウ

活動中の目撃例がないというナゾの多いテントウムシ。見るのはもっぱら冬季の越冬個体のみで、ケヤキの樹皮下にほぼ定番です。体長は2mmほど、ものの本によればオスは見られずメスばかりで、単為生殖で繁殖しているようです。
DSC_0130wdn(I).jpgムツボシテントウ ‘17.1月下旬 神奈川県川崎市



  1. 2017/02/18(土) 21:14:10|
  2. テントウムシ科
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チビタマムシ2態

ムクノキで越冬中のマルガタチビタマムシ。ムクノキをホストとするチビタマは、マルガタチビタマくらいしかいないので(但し西ではナミガタチビタマがムクノキにつきます)、多分それだろうくらいの同定根拠です。斑紋から種を特定するのはかなり危険ですが、ムクノキにいたというのは大きなヒントです。ということで?マーク無でUPしてみました。ドキドキ・・・。
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6-DSC_0064wdn(I)-b.jpgマルガタチビタマムシ ‘17.2月中旬 東京都狛江市

ケヤキをホストとするチビタマなので、ケヤキの樹皮裏で越冬していればほぼ間違いなくヤノナミガタチビとなるのですが、これが西方の暖かい地方へ行くと、ナミガタチビタマという似寄りのタマムシがいるのでちょいとばかりややこしくなります。一般的にヤノナミガタは東、ナミガタは西という棲み分けが出来ているので、東京で撮影している分には誤同定の心配はないようです。

横にいるのはヒサゴホソカタムシ。この子もケヤキの準レギュラーです。
2-DSC_0158wdn(Ku).jpgヤノナミガタチビタマムシ ‘16.12中旬 東京都町田市

DSC_0327wdn(I).jpgヤノナミガタチビタマムシ ‘17.1月下旬 東京都狛江市



  1. 2017/02/17(金) 20:44:10|
  2. タマムシ科
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小さいけれどご新規 ・・・ヒメゾウムシ?

ケヤキの樹皮下から出て来た微小なゾウムシ。フォルムはヒメゾウムシっぽいですが、保育社の甲虫図鑑には該当する種が見当たりません。体長は2.5mmほど。体表は灰白色の微毛に包まれています。小さいけれどゾウムシ好きにはうれしい、久々のご新規ゾウムシです。一応ヒメゾウムシの一種としましたが、それも多分です。あしからず。

下にいるのはケブカホソクチゾウムシ
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後肢が一本ありません。ざんね~ん!
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DSC_0742wdn(I).jpgヒメゾウムシの一種?⇒ツメクサタネコバンゾウムシ ‘17.1月下旬 東京都狛江市

※yosiさまより、写真のゾウムシはツメクサタネコバンゾウムシではないかとのご指摘を頂きました。検証しましたところ間違いなさそうなので、上記のように訂正致しました。yosiさま、ありがとうございました。



  1. 2017/02/16(木) 19:12:46|
  2. ゾウムシ科
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ダマシ繋がり ・・・キイロテントウゴミムシダマシ

甘ピンですが前ページの流れを汲んで・・・。

集団で越冬するこのスタイルが本種の真骨頂ですよね。これでも多分少ない方だと思いますが、この程度の集団越冬でも、ホッと安堵のため息がもれてしまう光景ではあるのです。かけらのような小さな流木に密集していたキイロテントウダマシ。この風体ですから、とてもゴミダマの一員には見えませんね。

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DSC_0792wdn(I)_20170215181844742.jpgキイロテントウゴミムシダマシ ‘17.1月下旬 東京都狛江市



  1. 2017/02/15(水) 18:20:49|
  2. ゴミムシダマシ科
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