甲虫三昧

青息吐息の大菩薩だぜい!の巻 その3

側道のススキに乗っかっていたホソアナアキゾウムシ。鳥のフンに擬態していると言われるだけあって、いかにも鳥のフンっぽいですが、虫好きの目にはまったく通用しません。尤も捕って食おうなどとは間違っても思いませんが・・・。このゾウムシも平地にいます。だから山梨でなくてもという気持ちはありますが、いたものは撮るというスタンスなのでちゃんと撮ります。
19-DSC_0089wdn(D).jpgホソアナアキゾウムシ

ダケカンバに沢山いたビロウドアシナガオトシブミ。旬はとうに過ぎたものと思っていたので、ちょっと意外でした。発生は春、なので9月の個体はやはり末期ということになりますか。何となくくすんだ感じがするのはそのせいでしょうか。

と書いたところで手が止まりました。オトシブミHBによれば、活動期間は短いとあります。そのオトシブミが何故9月のフィールドにいるのでしょう。考えられるのは秋に羽化して、そのまま越冬に入るという推測です。この推測が当たっていれば、このオトシブミの旬は秋ということになります。しかも羽化直後の新鮮個体とすれば、くすんでいるという私の初見は間違っているということになりまさぁねぇ。先入観で物事を判断してはいけないという虫神様の啓示でしょうか。このオトシブミのホントの生態はどうなのよ、と知りたいことがまたまた増えてしまいました。

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21-DSC_1001wdn(D).jpgビロウドアシナガオトシブミ 

ビロウドアシナガ同様この時期のオトシブミには面喰います。何故かヨモギの葉上を、あっちゃこっちゃ歩き回っていました。はみ出した後翅は格納されず、しまい方も忘れる程老成してまったのでしょうか。そうであっても不思議はないかもですね。

このコメントも、同属のビロウドアシナガのことを考えると的外れかもしれません。見方次第で捉え方も変わって来ます。あ~、やれやれ。

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24-DSC_0149wdn(D).jpgオトシブミ♂

撮影した時の状況はよく覚えていませんが、かなり標高を下げたところで撮ったような記憶があります。体長は6mmくらい、小さなハネカクシです。にしてもピンが甘い!
25-DSC_0222wdn(D).jpgサキアカバナガハネカクシ

この界隈でしか見たことがないので、基本山地性かなと思うチャイロサルハムシ。しかしホストがハンノキなので、平地にいてもおかしくありませんが、今のところ見たことがないのはどうしてなのでしょう。別名をハンノキサルハムシと言います。
26-DSC_0287wdn(D).jpgチャイロサルハムシ(ハンノキサルハムシ)

〆に登場するはこれまたオオヨツアナアトキリゴミムシ。ホントに沢山います。ちょっとヤラセっぽいですが、オマエさんらしくていいんじゃない、なんて声も聞こえてきそうなので、これで〆ることにしました。
DSC_0397wkn(D).jpgオオヨツアナアトキリゴミムシ ‘17.9月中旬 山梨県甲州市

という訳で、目玉甲虫不在のまま、今季の大菩薩詣ではこれにて終了です。来季は初夏くらいから歩いてみたいな、と思う虫好きジジイです。



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  1. 2017/10/25(水) 18:53:15|
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青息吐息の大菩薩だぜい!の巻 その2

とにかく沢山いるオオヨツアナアトキリゴミムシ。平地では見たことがないので、私的には山地性ということになっていますが、他のサイトを見ると平地にもふつうにいるみたいです。なんか不思議・・・。走り回るゴミムシが多い中、こやつは首を少し持ち上げ、そっくり返ったままじっとしていることが多いヘンテコなゴミムシです。撮影は楽ですが、どう撮っても同じポーズにしかならないのは困ったちゃんです。
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12-DSC_0627wdn(D).jpgオオヨツアナアトキリゴミムシ

この子も平地では見たことがないホソヒラタゴミムシ。オオヨツアナ同様樹上性のゴミムシで、ビーティングでよく落ちます。
13-DSC_0686wkn(D).jpgホソヒラタゴミムシ

どう見てもヒメケブカチョッキリですよねぇ、この虫。ここは標高1500mの峠です。標高差に関係なく、いるところにはいるということらしいです。
15-DSC_0656wdn(D).jpgヒメケブカチョッキリ

九州では、冬季の樹皮めくりでいくらでも出て来る馴染みの虫。しかし関東ではほとんど見たことがなく、幻のゴミダマとなっています。ということで有難く撮らせていただきました。
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17-DSC_0735wdn(D).jpgコマルムネゴミムシダマシ

この子はビーティングで落ちた個体をそれらしく撮ったヤラセでおます。体長は4mmほど。触角の形状からゴミダマかなと思いましたが、はたとある虫のことを思い出しました。キノコムシダマシです。という訳で、件のページを広げるといました、クロコキノコムシダマシ。既撮影の印が点いているので、以前どこかで遭遇していたんですね。だから何となく既視感があったんですよ。ナハハハ。
18-DSC_0870wdn.jpg

19-DSC_1734wdn(D).jpgクロコキノコムシダマシ ’17.9月中旬 山梨県甲州市

この続きはまた明日。



  1. 2017/10/24(火) 18:14:58|
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青息吐息の大菩薩だぜい!の巻 その1

今季初大菩薩詣では、時すでに9月の半ば。虫たちのシーズンはほぼ終了しているといっていい時節柄です。何やかんやで行く機会がつぶれ、この日ようやく大菩薩の人となった私ですが、季節を考えれば時すでに遅く、ごく一部のカミキリを除いてカミキリはシーズンを終え、他の虫たち(主に甲虫)も青息吐息の状態であることは容易に想像がつきます。それでも一縷の望みをかけて中央道を走って来たのですから、それなりに遇してほしいと思う虫好きジジイではあります。という訳で、何が撮れたか言うのもおこがましい、題して「青息吐息の大菩薩だぜい!」をUPしようと思います。適当にお付き合い下さい。

まずはススキの群落でお約束のこの虫からスタートです。近場のフィールドでは見ることが出来ないので、それなりにテンションは上がります。

2-DSC_0062wdn(D).jpgツマグロヒメコメツキモドキ

苦手意識のあるコメツキも、斑紋があれば別です。ここに来るとだいたい見ることが出来る体長6~7mmのキマダラコメツキです。
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4-DSC_0678wdn(D).jpgキマダラコメツキ 

ハナカミキリの中では遅咲きの一種。平地にも山地にも等しく生息するハナカミキリの雄でおます。改めてコメントするまでもなく、カミキリ界ではトップクラスの駄ものとして君臨しています。この時期、土場を覗いてもカミキリの姿はありませんが、この子だけはいてくれました。だからちゃんと撮ります。ちゃんと撮ってもいい写真かどうかは別問題です。指でツンツンしても、ほとんど反応がないのは余程疲れているからでしょうか。9月も半ばじゃ無理ないかもしれませんね。
5-DSC_0463wdn(D).jpgアカハナカミキリ

ここまで来てカオジロヒゲナガはないでしょ。せめてクロフヒゲナガくらいはいて欲しいものです。平地にも沢山いるカオジロヒゲナガゾウムシです。
DSC_0345wdn.jpgカオジロヒゲナガゾウムシ

この5月に撮影した「一応撮ってはいるんだけど・・・」的写真を、小さくどさくさUPしておきます。
101-DSC_0013wdn(Ku)-b.jpgクロフヒゲナガゾウムシ ‘17.5月中旬 東京都町田市

何もいない某ペンションの庭先土場。とにかく何か見つけて撮らないことには帰れまテン、という訳で、必死こいて見つけたのがこのマダラヒゲナガゾウムシ。一頭見つかると次々と見つかります。体長は4mmほど、上翅にシモフリ状の斑紋があります。
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8-DSC_0402wdn(D).jpgマダラヒゲナガゾウムシ

どこが「金縁」なのかよくわかりませんが、他に該当する種も見当たらないのでキンヘリノミヒゲナガで正解っしょ。過去にも結構撮ってるし・・・。
9-DSC_0748wdn(D).jpgキンヘリノミヒゲナガゾウムシ ’17.9月中旬 山梨県甲州市

この続きはまた明日。



  1. 2017/10/23(月) 20:47:19|
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イネの周辺の続き

ちょっと前まで目に入らなかった微小ハムシが、一度目につきはじめるとそこそこ目に入って来るから不思議です。こういうことってありますよね。何で今まで気づかなかったんだろう、なんてことが。不思議です。
7-DSC_0391wdn(Ku).jpg

8-DSC_0367wdn(Ku).jpgヒサゴトビハムシの一種

こんな虫もやって来るんです。ゴミムシダマシですよ。およそ緑の葉とは縁がなさそうなゴミダマですが、考えたらちゃんと翅があって飛べる訳ですから、どこへ行こうが私の勝手、という訳です。外野にあ~だこ~だ言われる筋合いはないということですね。
9-DSC_0775wtn(Ku).jpg

10-DSC_0816wtn(Ku).jpg
ニジゴミムシダマシ

そしてさらに緑とは縁遠いと思われるヒメサビキコリ。河原の石の下とか、砂利の中とか、そんなイメージしかない地味~なヒメサビキコリがイネの葉ですから、何をかいわんやです。ただお仲間のサビキコリは時々見ますけどね。
11-DSC_0789wtn(Ku).jpg
ヒメサビキコリ ‘17.8月中旬 東京都町田市

因みにこれがサビキコリ。念のため比較UPです。
DSC_0455wdn.jpgサビキコリ ‘17.7月中旬 東京都町田市



  1. 2017/10/04(水) 20:59:12|
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コナラの大木 ・・・カブトムシほか

虫捕り中学生二人組が教えてくれたカブトムシ。端から樹液が出ていることなど念頭になく、普段通り素通りしていたコナラの大木です。この日はメチャ暑く、虫撮りジジイにはこたえる猛暑のフィールドでした。コナラからちょっと離れた木陰で涼をとっていると、捕虫網を持った中学生が通りかかります。遠目にかれらの行動を見ていると、ひとりが頭上を指さし何か言っています。するとジャンケンが始まり、勝った方が網をかかげ虫を捕獲している様子です。興味津々で近づくと、何と大型のノコギリクワガタのオスでした。言われるままに見上げると、そこここに小さな虫の集団が見えます。樹液が出ているんですねぇ。今までまったく気づかなかったボンクラ虫好きジジイ。写真のカブトムシも、その中学生に教えてもらったトホホな撮影画像です。月に一度は来ているフィールドですが、虫眼が死んでいると、いる虫も見えてきません。大いに反省した虫好きジジイです。

今シーズン、最初で最後のカブトムシ。しかも私が撮るとこんなカブトムシ写真にしかならないんですね。しかもピン甘いです。

1-DSC_0462wdn(On).jpg

2-DSC_0919wdn(On).jpgカブシムシ♂♀

同じコナラで撮った別虫も便乗UPします。

ノコギリじゃなく、スジがいました。
3-DSC_1348wtn(On).jpg

DSC_1322wdn(On).jpgスジクワガタ♂

樹幹の窪みに隠れていたヨツボシオオキスイ。
DSC_1337wdn(On).jpgヨツボシオオキスイ

私のバヤイ、カナブンも立派な被写体となります。
DSC_1392wkn(On).jpgカナブン ’17.8月上旬 東京都町田市(すべて)



  1. 2017/09/19(火) 20:45:32|
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