形よく積まれた太い薪の木口に、大中小と並んだ3頭の
セマダラナガシンクイ。こんな虫はどこから湧いてくるのでしょう。多分薪にくっついて知らず知らずのうちに移動してしまうのでしょう。今までいなかったところに突如湧いたりするのは、そんな理由によるところが大きいのかもしれません。
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横顔は何となくハリネズミっぽいですねぇ。
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セマダラナガシンクイ(ナガシンクイムシ科) ‘15.7月下旬 東京都町田市
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- 2015/07/31(金) 18:37:16|
- その他の科
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飲料水をしこたま携行、保冷剤もタオルにくるんで首に巻いたからかどうかは知りませんが、一番暑い時間帯をぶっ倒れることなくやり過ごした自信から、予定にはなかった谷戸方面へ向かいます。陽は西に傾いてもまだまだ暑いです。路傍の下草に小さなハムシを発見。一昔前はヒメキバネサルハムシと呼ばれ、現在は4種に区分けされた内の一種のようです。現在の和名は多分これ。間違っていたら謝罪会見を開きます。(ウソです)
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マルキバネサルハムシ♀(黒化型) ‘15.7月中旬 東京都町田市
※メスには通常型(頭が黒、上翅が黄色)と黒化型の2型があります。
同定については、今坂正一さんの「最新ハムシ事情図説3 4種に別れたヒメキバネサルハムシ」を参考にしました。
7月のイタドリハムシは初めてです。3~4月に現れる個体が越冬個体とすれば、写真の個体は今年生まれの新成虫でしょうか。このままシーズンに入り、来年まで生きるとすれば結構な長丁場を過ごすことになります。でも夏のイタドリって見たことがないので、ひょっとしたらすぐ夏眠に入り、そのまま来春まで寝てしまうのかもしれませんね。
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イタドリハムシ ‘15.7月中旬 東京都八王子市
そばに咲いていたユリの花。ユリに寄生するユリクビナガハムシって見ませんよねぇ。どこに行けば会えるのでしょう。
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- 2015/07/30(木) 21:17:57|
- ハムシ科
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モンキゴミムシダマシの影に隠れ、その存在がおぼろげだったベニモンキノコゴミムシダマシ。名前のようにキノコに集まりそれを後食します。現場で撮れたのは最初の1カットのみ。後の写真はGet後の後撮りです。前者はオス、後者はメスです。頭部の形状に違いがあり、オスには小さな角があります。
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ベニモンキノコゴミムシダマシ♂
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ベニモンキノコゴミムシダマシ♀ ‘15.7月中旬 東京都町田市
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- 2015/07/29(水) 20:49:11|
- ゴミムシダマシ科
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斜めにかしいだ大きな切り株。そこに発生した白い菌に、モンキゴミムシダマシがごそっと湧いていました。菌がちょうど食べごろだったのか、上へ下への大騒ぎです。どこから食べたものかと迷う個体も散見。他にも数種のゴミダマがいましたが、キノコムシが一頭もいなかったのがちょっと解せません。
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もうちょっといい写真が撮りたくて、一週間後同じ物件へ来てみれば、あの時の活況はどこへやら、ごそっといたモンキゴミダマは、ダニだらけの1頭を残してみんないなくなっていました。この一週間でどこへ消えてしまったのでしょう。代わりにいたのが大量の幼虫たち。成虫に代わって親の数を上回る幼虫たちが、その答えかもしれません。
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モンキゴミムシダマシ ‘15.7月中旬~下旬 東京都町田市
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- 2015/07/28(火) 21:08:43|
- ゴミムシダマシ科
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谷戸路の脇に積まれた伐採木。ケヤキと思われる材の木口に何かいます。近づいてみるとコメツキダマシでした。形はコメツキ似ですが、ひっくり返しても跳ね上がりません。全般に頭でっかちで、そのフォルムから素性はバレバレですが、種の特定となると簡単にはいきません。多分アイヌコメツキダマシと思いますが、確信はありません。一応?付きでUPします。
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アイヌコメツキダマシ?(コメツキダマシ科) ‘15.7月中旬 東京都町田市
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- 2015/07/27(月) 18:28:35|
- その他の科
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はじめてこのカミキリを見た時の感動は今でも忘れません。虫を見て心臓がバクバクしたのもその時が最初かもしれません。あれから10年、時あるごとに見るようになったルリボシカミキリですが、いつ見てもその美しさは変わりませんね。
何かいますねぇの図
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ルリボシでしたぁの図
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ルリボシカミキリ ‘15.7月中旬 東京都町田市
触角が片方曲ってますね。ざんね~ん。
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- 2015/07/26(日) 20:37:41|
- カミキリムシ科
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谷戸路の下草上を、小さな虫が浮遊するがごとく飛んでいます。甲虫っぽくないなぁ、と思いながらも目で追っているとやがて着地。見ると
アズキマメゾウムシでした。甲虫好きの眼力も大したことありません。
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アズキマメゾウムシ ‘15.7月中旬 東京都町田市
※甘ピン、平にご容赦。
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- 2015/07/25(土) 18:13:36|
- ハムシ科マメゾウムシ亜科
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グラウンド脇の踏み分け道で、サッカーや野球の練習に汗を流す子供たちを尻目に、私は一人梅雨明け後の強烈な太陽を浴びながら、足元を飛び回るハンミョウを追いかけ回しています。こんな炎熱地獄の中、よく走り回れるものだと、あきれ顔でカメラを構える私はすでに干物一歩手前。いつスーパーの店頭に並んでもおかしくない状況ですが、とにかくシャッターを押さないことには帰れません。で撮れた写真がこれ。死に物狂いで撮った割には大したことありません。もう少し条件のよい時にまた来ることにして、今日のところは大人しく引き下がってやろうじゃないの、と捨て台詞の一つも吐きたくなるクソ暑さです。
一番クソ暑い時間帯ですの図

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もうちょっと近づいての図
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コハンミョウ ‘15.7月中旬 東京都町田市
コハンミョウとエリザハンミョウが共棲していました。どちらも似たような環境に生息するようですが、この場所ではコハンミョウが優勢のようです。
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エリザハンミョウ ‘15.7月中旬 東京都町田市
※差し替え前提UP。言い訳です。
こっちは毎度お馴染みのトウキョウヒメハンミョウ。上の2種とは完全に棲み分けが出来ていました。撮影しやすいのはこちら。前2種もこのくらい協力的なら楽なんですけどね。ブツブツ。
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トウキョウヒメハンミョウ ‘15.7月中旬 東京都町田市(すべて)
子供たちと言えば、ハンミョウ同様メチャ元気です。私にもそんな時代があったのだろうかと、半世紀以上前の自分を振り返る熟年虫好きなのでした。
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- 2015/07/23(木) 20:54:27|
- ハンミョウ科
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カシルリオトシブミのオスの前肢ってこんなに長かったですかね。一枚目の写真を見て今さらのようにびっくりしている熟年虫好きです。今まであまり意識することなく、漫然と写真を撮っていた証拠です。甲虫好きを公言している割には大したことありません。そして写真もそれなりです。
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カシルリオトシブミ♂ ’15.7月上旬 東京都八王子市
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飛ぶのか飛ばないのか、はっきりしないオス。
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カシルリオトシブミ♂ ’15.7月中旬 東京都町田市
こちらはメス。一応載せますね。
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カシルリオトシブミ♀ ’15.7月上旬 東京都八王子市
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- 2015/07/22(水) 21:42:09|
- オトシブミ科
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酷暑に対する免疫力が薄れ、ますます夏出不精になりつつある熟年虫好き。やっぱり七億円当てて、夏でも虫がわんさかいる高原の別荘を手に入れるしか道は残されていないようです。まっ、夢物語はあっちへ放っておいて、近場のMFで撮ったカミキリでページを作りましたのでお付き合い下さい。
このカミキリやっぱいいですね。前にも同じようなコメントを書いた覚えがありますが、何とはなしにシックな感じがいいです。
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ニイジマチビカミキリ ‘15.6月下旬 東京都狛江市
ニセアカシアの枯れ枝にいつものクモガタケシカモキリ。この時が今シーズン最初の出会いだったので、気持ちを入れたつもりが、ちょっと空振りしていますね。
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クモガタケシカミキリ ‘15.6月下旬 東京都狛江市
こちらは同じケシ仲間のアトモンマルケシカミキリ。前者に比べ個体数も多く、見る機会は多いようです。
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アトモンマルケシカミキリ ‘15.6月下旬 東京都狛江市
サビカミキリの雄、アトジロサビカミキリ。何も言うことはありません。
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アトジロサビカミキリ ‘15.6月中旬 東京都狛江市
枯れ葉に落ちると俄然保護色。眼で追っていないと見つからないですね。
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ナガゴマフカミキリ ‘15.6月中旬 東京都狛江市
なかよしの植木屋さんが持ってきてくれた世田谷産のカタシロゴマフです。ナガゴマフは以前近く寺の境内で見たことがありますが、カタシロははじめてです。若干斑紋が薄くなっていますが、これはどうしたってカタシロゴマフですよね。
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こういう時にしか撮れないので顔のアップいきます。
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カタシロゴマフカミキリ ‘15.7月上旬 東京都世田谷区
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- 2015/07/21(火) 20:49:27|
- カミキリムシ科
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梅雨空じゃあと言っては文句を言い、梅雨が明けたと言っては文句を垂れる。どっちに転んでも文句たれの熟年虫好きです。そんなこんなでいよいよネタ不足。ちょい前撮影の虫写真で一息つくしかほかに手がありません。という訳でサルハムシの産卵シーンです。
卵に糞を塗りつけるという行動は、ツツハムシをはじめ、一部のサルハムシなどに見られる習性ですが、撮影出来たのは今回が初めてなんですよ。後肢2本で体を支え、産んだ卵に糞を塗りつける直前の姿です。撮影中で勘づかれ、最後まで見届けられなかったのが残念ですが、上手にやってのけるものです。
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一枚では寂しいので・・・。
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ニホンケブカサルハムシ ‘15.5月上旬 東京都世田谷区
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- 2015/07/20(月) 15:41:20|
- ハムシ科
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昨日の続きです。
雨がだんだんひどくなってきましたの図
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ブイブイ言わせていたのは過去の栄光。今ではブイブイ言わせるほどの個体数もなく、アオドウガネにその座を奪われたような印象です。尤もそれは東京での話ですけどね・・・。
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ドウガネブイブイ
撮らなくてもいいのにシャッターを押してしまうのは、もはや条件反射ですね。
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マメコガネ
マツヨイグサなのでアカバナトビハムシと思います。所謂カミナリハムシの一党です。
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アカバナトビハムシ?
ヤナギにいたからヤナギチビタマムシ。同定もいい加減です。
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ヤナギチビタマムシ
小さい割にはインパクトのある斑紋の持ち主。ある場所のヨモギの群落に沢山いました。
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マクガタテントウ
ノイパラをホストとする虫は結構いて、その内の一つがこのクロケシツブチョッキリ。チョッキリ族の中では小型で個体数は多く、園芸家には嫌われる存在です。本種以外にもイチゴハナゾウムシや、ヒメケブカチョッキリなんて小型のゾウムシ系も依存しますが、このところ見る機会が少なく、ヒメケブカに至っては数年見ていません。どこいっちゃったんだろ。
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クロケシツブチョッキリ ‘15.7月上旬 東京都狛江市(すべて)
雨が降っても腹が減れば蜜も欲しくなりますばい。
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モンシロチョウ ‘15.7月上旬 東京都狛江市(すべて)
これにて終了。お疲れ様でした。
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- 2015/07/17(金) 18:41:00|
- フィールド探訪
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ネタ不足の時はフィールド探訪。と謳ったところで大した探訪記をご披露出来るわけもなく、慈悲の心と、あきらめの気持ちでおつき合いいただける程度の探訪記です。
そぼ降る梅雨のさなか、人ひとりいない河川敷をトボトボと歩く虫屋ひとり。あ~、切ない。なんでこんな日にわざわざ虫撮りなんかに出て来てしまったのでしょう。でもこんな日にも目的はあるのですよ。一つは、昨年ほとんど見ることなくシーズンが終わっていたアオバネサルハムシ。もう一つは繁殖を確認出来たタテスジキツツハムシのリベンジ撮影。後は適当。雨に濡れる甲虫がいれば取りあえず撮るというスタンスのフィールド探訪です。
雨の河川敷の図
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まずは目的のアオバネサルハムシ。写真の配色の個体が一番ポピュラーなようです。このハムシについては別途UPの予定です。えっ、UPしなくてもいい。まぁ、そうおっしゃらずにその時はお付き合い下さい。
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アオバネサルハムシ
そしてもう一つの目的のタテスジキツツハムシ。リベンジといっても雨の日のリベンジでは、この程度の仇討しか出来ません。

タテスジキツツハムシ
水も滴るいい男(♂)かどうかはわかりませんが、今シーズン初めてのカナブンです。今季初が雨中というのも私らしいです。
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カナブン
たまにはチョウチョ。この日の天気に合わせて地味なこの子にしました。
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ヒメウラナミジャノメ
雨が降ろうが、槍が降ろうが、いたす時はいたすのですよ。
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エノキハムシ
エノキハムシ同様、エノキをホストとするヤツボシハムシ。背後の黒い広がりは、こやつのウ○コです。
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ヤツボシハムシ
写真では絶対同定出来ないヒメハナノミの仲間。不明種のままファイルの奥底に埋もれていく運命です。
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ヒメハナノミの一種
今年はよく見ます。これが山地になるとアイノカツオゾウムシの可能性が出てきます。
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ナガカツオゾウムシ ‘15.7月上旬 東京都狛江市(すべて)
この続きはまた明日。
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- 2015/07/16(木) 20:59:20|
- フィールド探訪
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5月にそこそこ発生していたクロトゲハムシ。6月に入ってもまだ若干数がススキの葉上に残っていました。すっと伸びたススキの若葉に、本種のシルエットはよく目立ちます。尤もそう思うのは私だけで、他の多くの人の目には何も見えてはいないのでしょう。
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クロトゲハムシ ‘15.6月下旬 東京都狛江市
下草にペタリと貼りつくカタビロトゲハムシ。数年ぶりの再会です。見れば見るほど大そうな造作。どうしたらこんなデザインの虫が生まれるのでしょう。自然界のデザイン力は人知が及びません。
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カタビロトゲハムシ ’15.6月下旬 東京都町田市
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- 2015/07/15(水) 20:14:45|
- ハムシ科
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畑や水田のあぜ道って結構好きです。尤も見かけるのはハムシ、ゾウムシ、テントウムシくらいのものですが、そこを歩く行為そのものが好きなんですね。そしていたのがこのハコベタコゾウムシ。種名の通りハコベをホストとするゾウムシですが、ハコベで見ることが多く、ホストへの依存度が高い種なのかもしれません。
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ハコベタコゾウムシ ‘15.7月上旬 東京都八王子市
同じ畔に今度はオオタコゾウムシ。ヨーロッパ原産の外来種で、同じ属仲間の
アルファルファタコゾウムシより4年ほど早く日本へ侵入したそうです。ホストは同じくマメ科、同じようなルートで入って来たのかもしれませんね。ところでタコゾウムシの「タコ」って何でしょう。イカ、タコのタコでしょうか。だとしたらどこが「タコ」なのか考えちゃいますよね。図鑑には和名、特徴、生息地、他種との見分け方などが記載されていますが、属名の解説はありませんものね。
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オオタコゾウムシ ‘15.7月上旬 東京都八王子市
「タコ」が気になるのは私だけではなかったようです。検索していたら「体がタコのように丸いからタコと名付けたのでは、でもホントかな」という趣旨の回答がありました。真相はそんなところかもしれませんが、他にいい属名はなかったんでしょうか。サルゾウムシとか、クモゾウムシって何となく理解出来るんですが、タコはイメージしにくいですよね。
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- 2015/07/14(火) 21:04:25|
- ゾウムシ科
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今シーズンはじめての遠出、と言っても八王子ですけど・・・。あ~、情けない。しかも梅雨の真っただ中、日中陽が差すかもという、お天気おネエさんの言葉を信じて、電車に揺られ来たものの、駅を降りてみれば顔に細かな水滴があたります。やれやれ、とは言え来た早々帰るのもシャクだし、とにかくいつものコースへ足を運びます。遊歩道の鳥羽口で、ちょっと虫探し。オヨヨ、畔に
ウンモンテントウがいます。山地性と言われるテントウムシですが、里へ下りてくることもあるんですね。この子がいてくれたおかげで、ほんの少し溜飲を下げた熟年虫好きです。
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ウンモンテントウ ‘15.7月上旬 東京都八王子市
あとの3種は便乗UPです。こんなことでもなければUPの機会はありませんね、多分。
撮った画像を拡大してみたら、あ~ら不思議、表面にミステリーサークルのような模様があります。擦れてこうなったのか、元々の柄なのかよくわかりませんが、単なる擦れとすれば以前UPした
コクロヒメテントウが怪しくなってきます。と言いつつ結論が出たわけではないので、やっぱりヒメテントウの一種で落とすしかありませんね。
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ヒメテントウの一種⇒オニヒメテントウ? ‘15.7月初旬 東京都世田谷区
この写真ではよくわかりませんが、アブラムシを捕食しているようです。
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セスジヒメテントウ ’15.6月上旬 東京都世田谷区
最近いつもの河川敷で、カメノコテントウをよく見るようになりました。虫事情に少し変化が起こっているのでしょうか。河川敷にはオニグルミが沢山あるので、それをホストするクルミハムシ(本種はクルミハムシの幼虫を捕食する)を狙ってやって来るのかもしれませんが、残念ながらここのオニグルミに目的のハムシはいないんですよね。
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カメノコハムシ ‘15.6月下旬 東京都狛江市
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- 2015/07/13(月) 20:22:29|
- テントウムシ科
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小さな栗林で
チャイロチョッキリを狙ってみましたが、いたのは色だけ似ている
フナガタクチキムシのみ。普段は動きが早いこの虫も、今日は妙に大人しく拍子抜けです。
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フナガタクチキムシ ‘15.6月上旬 東京都町田市
梅雨らしく湿っぽい写真をUPしてみましたが、それがなにか・・・。
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- 2015/07/11(土) 23:11:39|
- クチキムシ科
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どこにでも沢山いるコフキゾウムシ。交尾中ということ以外コメントは思いつきません。
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コフキゾウムシ ’15.6月上旬 東京都町田市
中ペコ顔のチビメナガゾウムシ。このゾウムシを見ると何故か綾瀬はるかを思い出します。理由はホニャララです。
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チビメナガゾウムシ ’15.6月下旬 東京都狛江市
クヌギの葉にクチブトゾウムシ。定番のカシワクチブトに比べ大きく、上翅の斑紋もメリハリがあります。ケブカクチブトか
クロホシクチブトのどちらかといったところですが、撮り手の印象はケブカです。クロホシの斑紋はさらに明瞭で、体全体に淡いグリーン味がありますもんね。
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ケブカクチブトゾウムシ ’15.6月下旬 東京都狛江市
イタドリに常連のカツオゾウムシ。先日はじめて本種の産卵シーンを撮影しましたが、今度はその食事風景です。先入観でイタドリの茎に口吻を突き刺し、汁を吸うものとばかり思っていましたが、写真の個体を見ると、咬みきった葉から染み出す汁を吸っています。カツオゾウムシの食事風景がすべてこれかどうかはわりませんが、カツオゾウムシの生態の一端を垣間見た思いです。
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カツオゾウムシ ’15.6月下旬 東京都狛江市
何となく苦そうな感じがしますが、ウィキペディアによればイタドリは生でも食べられるそうです。
ヨモギやアザミをホストとするカツオゾウムシの仲間。体色に茶系とグレー系の2パターンがありますが、この個体はよく見かける茶系ですね。
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ハスジカツオゾウムシ ‘15.6月中旬 東京都町田市
ヤナギで越冬中の本種の撮影はこの上なく楽ですが(って当たり前か)、シーズンに入ってからの撮影はそう簡単ではありません。ある種のヒゲナガゾウムシのように、小刻み体をゆすりながら、スススッと視界から消えてしまいます。
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トゲハラヒラセクモゾウムシ ’15.5月下旬 神奈川県川崎市
前肢をガッと広げていますがメスです。
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アシナガオニゾウムシ ’15.5月上旬 神奈川県川崎市
ようやっと本来のゾウムシらしい写真が撮れました。といってもこの程度ですが・・・。頭を腹に押し付けるようにして眠るその姿はやはり異様です。クチカクシをUPするたびに同じようなコメントを書いているので、耳にタコ、いや目にイカが出来ているのではないかと危惧しますが、書かずにおれない、もはやトラウマ状態のクチカクシゾウムシです。
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タカオマルクチカクシゾウムシ ‘15.6月下旬 東京都狛江市
種名のカグヤヒメは、成虫がホストの竹から羽化することから「かぐや姫」と名がついたようですが、無味乾燥な種名が多い中、センスの良さを感じる数少ない和名と言えるでしょう。
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カグヤヒメキクイゾウムシ ‘15.6月上旬 東京都町田市
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- 2015/07/10(金) 20:45:43|
- ゾウムシ科
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小さい上に地味なハナノミでは正直写真映えはしません。とはいえ甲虫大好きを公言してはばからない私が撮らなくして、一体だれがこの地味な虫の写真を撮ろうと言うのでありましょうや。日本国民1億2千万人を代表して私が撮るしかないではないではあ~りませんか。という訳で、大見得切った割にはヘボい写真で申し訳ありませんが、熟年虫好きの世迷い言と、おおらかな気持ちでお付き合いいただければ幸いです。
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クロハナノミ? ‘15.6月下旬 東京都狛江市
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- 2015/07/09(木) 18:50:08|
- ハナノミ科
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ネタ不足につき、定番ハナムグリで一息つきます。
ハルジョンで吸蜜するクロハナムグリはよく目にしますが、産卵のために朽ち木へやって来るクロハナムグリを見る機会はそう多くありません。卵をかかえたメスは、朽ち木やグズグズの立ち枯れなどに産卵のためにやって来ます。
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クロハナムグリ ’15.6月上旬 東京都町田市
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- 2015/07/08(水) 18:52:34|
- コガネムシ科
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このハムシがホストのガガイモをバリバリかじっているところを初めて見ました。たまにしか会えないハムシなので、今日はいいタイミングでした。
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チャバネツヤハムシ ‘15.6月中旬 東京都町田市
畔にいた微小なハムシ。レアという訳ではありませんが見る機会は多くありません。斑紋に変化があり、保育社の甲虫図鑑に記載されている図版とはかなり違います。
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モンキアシナガハムシ ‘15.6月上旬 東京都町田市
サルトリイバラにフタホシオオノミハムシ。体にワタフキムシのワタが絡まってお世辞にも美しいとは言えません。しかしこれ一頭しか見つからないのでこの子を撮るしかありません。この日の天気同様さえないアタホシオオノミハムシです。
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フタホシオオノミハムシ ‘15.6月中旬 東京都町田市
ハキダメギクに乗っかるのはテントウムシではなく、ヘリグロテントウノミハムシ。休憩するにしても花の上の本種は見たことがありません。ヒイラギやキンモクセイをボロボロにしてしまう、生垣にとっては厄介なハムシです。
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ヘリグロテントウノミハムシ ‘15.6月上旬 東京都世田谷区
ヒルガオの群落でイモサルハムシと共存していた初見のハムシ。ツートンカラーの後肢がチャームポイントと言えましょうか。同定もこの肢のカラーリングが決め手になりそうですが、今のところ正体不明です。ヒルガオのあちらこちらにいたのでホストは多分ヒルガオでしょう。一般的なトビハムシに比べ性格は穏やかで、瞬間移動した個体は皆無という不思議なトビハムシです。外来種の可能性もありますが、よくわかりません。
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トビハムシの一種 ‘15.6月中旬 東京都町田市
家の近所で初遭遇したアメリカ生まれの外来種が、町田市郊外の畑にもいました。棲み心地がよければ国をまたいであっという間に広まってしまうんですね。物流のシステムが進化すれば進化するほど、虫たちの国境も取り払われてしまいます。虫の世界も今やボーダーレス。その内、世界のどこへ行っても同じ虫だらけ、なんてことにもなりかねません。ってちょっとオーバー。なるにしてもかなり先の未来でしょうね。
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タバコノミハムシ ‘15.6月中旬 東京都町田市
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- 2015/07/07(火) 18:55:04|
- ハムシ科
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未記帳の通帳じゃないんだから、オマトメはないでしょう。と言いつつハムシあれこれ、オマトメ編です。
保育社の甲虫図鑑には、本種の斑紋変化が4パターン紹介されていますが、私はまだ2パターンしか見ていません。残りの2パターンはどこへ行けば見られるのでしょう。(前にも同じようなコメントを書いたような、書かなかったような・・・。)
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アカクビボソハムシ ‘15.6月中旬 東京都世田谷区
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アカクビボソハムシ色彩変異Ⅰ型 ‘15.6月下旬 東京都狛江市
美麗種の仲間入りかというくらいの配色の持ち主。明るい場所より薄暗い場所を好む性質があり、明るいイメージの写真が撮り辛いハムシです。ホストはヤマノイモ。庭にヤマノイモが自生していたころは、庭にも時々遊びに来ていたヤマイモハムシです。
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ヤマイモハムシ ‘15.6月下旬 東京都狛江市
クビボソハムシ類で今シーズン一番付き合いの多いのがこのキバラルリクビボソです。我が家のツユクサしかり、ご近所の畑のツユクサしかり、町田市郊外の田舎道しかり。ツユクサのあるところ、かなり確率でこのハムシがたむろしています。
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キバラルリクビボソハムシ ‘15.6月上旬 東京都世田谷区
4月の発生ピーク時にくらべると、6月は極端に少ないです。というより何で今頃いるのといった感じです。
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バラルリツツハムシ ‘15.6月中旬 東京都町田市
数は多くありませんがご近所のケヤキにもポツポツいます。
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ニレハムシ ‘15.6月上旬 東京都世田谷区
6月後半がこのハムシの発生ピークでしょうか。体色は淡いベージュ、というか色を感じさせない配色です。印象薄いですよね。よく言えば透明感があるハムシみたいな・・・。
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エノキハムシ ’15.6月下旬 東京都狛江市
公園のベンチで見つけたイチモンジハムシ。後姿でしかも上翅は凹んでいます。さらに写真はこれ一枚しかありません。一体どこからやって来て、どこへ行こうというのでしょうか。
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イチモンジハムシ ‘15.6月下旬 東京都世田谷区
ウリやクロウリのように群れるシーンは一度も見たことありませんが、いろいろな場面で遭遇するウリハムシモドキです。上翅の色に変化があり、たまたま3タイプが撮れましたので、いっしょにUPしちゃおうと思います。
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ウリハムシモドキ ‘15.6月中旬 東京都世田谷区
この続きはまた明日。
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- 2015/07/06(月) 20:17:51|
- ハムシ科
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ヤナギをホストとする大型のゾウムシ。数年前に同じフィールドで撮影して以来、しばらく行方知れずとなっていましたが、今年は姿を見せてくれました。まずはいてくれてありがとうのフタキボシゾウムシです。
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フタキボシゾウムシ ‘15.6月下旬 東京都狛江市
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- 2015/07/05(日) 15:22:07|
- ゾウムシ科
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両者を見ていると、昔は同じ種だったのじゃないかと勘ぐりたくなります。上翅の模様が違うだけで、下地はよく似ています。形も大きさもほとんど変わらないのですから、そうした疑問が沸いても不思議はありませんよね。ということで
タテスジキツツとカシワツツです。タテスジキはヤナギ、カシワはクヌギやコナラで見ることが多いようです。
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タテスジキツツハムシ ‘15.6月下旬 東京都狛江市
斑紋に変化が多く、ここはタテスジのない個体がほとんどでした。
この子はカシワツツ、なんか似てますよね、雰囲気が・・・。
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カシワツツハムシ ‘15.6月下旬 東京都世田谷区
+1はファーストコンタクトから8年の歳月が流れていたハギツツハムシです。10年虫の写真を撮っていて今回で2度目ですから、個体数はやっぱり少ないんじゃないかと素直にそう思います。
ほとんど人通りのない草ぼうぼうの作業路。虫にとっては住み心地のよさそうなロケーションです。そんな作業路へ足を踏み入れた刹那、目の前の下草に件のハムシを見つけました。その時の感覚わかってもらえます。胸がね、一瞬キュンとなるんですよ。この虫に限らず恋い焦がれた虫に出会った時はまさに胸キュンです
(自分で書いていてちょっと気持ち悪いです)。
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ハギツツハムシ ’15.6月中旬 東京都町田市
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- 2015/07/04(土) 18:07:39|
- ハムシ科
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この写真から確かなことは言えませんが、どうやらこの子は
ニセリンゴカミキリのようです。もし同定が合っていれば本邦初です。そう、今まで撮ったという記憶がないんですよね。腹が黒ければホソキリンゴ、先端だけ黒ければニセのはずなんですけど・・・。リンゴカミキリはみんなよく似ているので、同定作業はちょっとドキドキします。
カミキリに精通されている虫仲間さんから、同定ミスの指摘をいただきました。分布域等基本的な情報を確認することなく、感覚だけで同定してしまった故のミスです。あ~、穴があったら入りたい!ここに謹んで種名をシラハタリンゴカミキリに訂正いたします。(汗)
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ニセリンゴカミキリ⇒シラハタリンゴカミキリ ’15.6月下旬 東京都町田市
※フォッサマグナから西はニセリンゴ、東はシラハタリンゴの分布だそうです。
itaさん、ありがとうございました。
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- 2015/07/03(金) 19:04:17|
- カミキリムシ科
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河川敷に自生するグミを観察、相手は
グミチョッキリ。敏感なチョッキリで、普段なら見つける先からポロポロ落ちてしまいますが、今日は天気が幸いしたのか葉を引き寄せても微動だにしません。いつもこうなら楽なんですけどね。
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グミチョッキリ ’15.6月下旬 東京都狛江市
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- 2015/07/02(木) 18:14:11|
- チョッキリゾウムシ科
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コガネムシは金持ちだぁ、のコガネムシです。ピカピカの光沢はいかにも金満家をイメージするに余りあるものがあります。歌にも歌われ、身近な虫の代表選手だったコガネムシですが、今日日東京に限って言えばそうは言えなくなってきました。私のバヤイ、シーズンに2~3度見ればいい方かもれません。
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コガネムシ ‘15.6月中旬 東京都町田市
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- 2015/07/01(水) 17:50:59|
- コガネムシ科
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