甲虫三昧

春のド定番 ・・・コガタルリハムシ

早出の虫は、寄生するホストがまだ未熟で、養ってもらえるまで待たなきゃならないとしたら、どこでスタンバるのでしょう。ひょっとしたらそれがフェンスや木柵や擬木かもしれないと考えれば、春の早い時期に多くの虫がフェンスに集まる理由が、何となく理解出来るような気がします。・・・ちょっとこじつけっぽいですかね。

それは置いといてコガタルリハムシです。この時期になったら一度は出さないと、という春のド定番ハムシです。ところで、ホスト上ではこんなシーンが繰り返されている訳ですが、本格始動する直前のコガタルリは、実はこんな風、という写真がありますのでついでにUPしちゃいます。どうってことはない写真ですけど・・・。


これはシーズンインしたお馴染みのコガタルリハムシ
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こちらはホストへ移動する直前のコガタルリハムシ。ギシギシもスイバもまだ小さく、ホストへ移動するにはまだ早いかなと、そんな感じのコガタルリハムシです。フェンスの上で右往左往しています。
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こっちは出遅れ組か、河原の石の下から出て来たコガタルリハムシです。
DSC_1085wd(I).jpgコガタルリハムシ ’17.3月上旬~中旬 いつもの都下某所



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  1. 2017/03/31(金) 20:55:00|
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フェンスの上のハネカクシ4題

フェンスシリーズはまだまだ続きます。

何でフェンスばかりに集まるのでしょう。日向ぼっこ(と言っても陽の当たるところは少ない)、一時の休憩場所、単にフェンスが好き・・・。いくつかの理由はあろうかと思いますが、今日び私にとってはなくてはならない虫探しのアイテム。そのフェンスにハネカクシも沢山やって来ます。

メチャ小さなハネカクシ。体長は3mmあるかないかの微小種。個体数はそこそこですが、小さすぎて写真の出来はご覧の通り。トホホを通り過ぎて自己嫌悪の領域です。同定は言わずもがな、ハネカクシの一種で幕です。

DSC_1009wdn(Ku).jpgハネカクシの一種

ハネカクシも形態的にいくつかのグループに分かれますが、あまり好きではないタイプのハネカクシ。とは言っても愛してやまない甲虫の仲間ですから、他の甲虫同様心を込めて撮影します。の割にはふつう、ピンも甘いし・・・。
DSC_0384wdn(Ku).jpgツマグロシリホソハネカクシ?

体長5mmほどのハネカクシ。自分で選んだ場所はそれなりに落ち着くのか、身づくろいに結構時間をかけたりします。ハネカクシって、後翅を格納する時、腹を逆エビ状にして押し込むって知っていました。すべてのハネカクシかどうかは知りませんが、一部のハネカクシでは時々そんな格納の仕方をやっています。器用なものだと感心したことがありますが、考えてみたら上翅が小さすぎて、腹の力でも借りなければ収まりきれないのかもしれませんね。上翅が小さいので体はクネクネとどこへでも入っていけそうですが、デメリットもあるということみたいです。
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コガシラハネカクシの一種

先般UPしたハネカクシに似ていますが、同一種かどうかはわかりません。同じのような気もするし、そうでない気もするし・・・。前胸背に縦スジがあるのでセスジハネカクシの仲間であることは間違いなさそうですが、ここから先がわからないんですねぇ。ちょっと頑張れば同定出来そうなツラですが、それがなかなか出来ないんです、怖くて・・・。
DSC_0176wdn(Ku).jpgセスジハネカクシの一種 ’17.3月上旬~中旬 東京都町田市(すべて)



  1. 2017/03/30(木) 21:23:09|
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フェンスの上のノミハムシ3題

フェンスシリーズはまだ続きます。

私が足しげく通うMFの、用水路沿いのフェンスは、虫の発見場所としては優れものアイテムです。フェンスの上に形の整った異物があれば、大方虫である場合が多いので、鵜の目鷹の目で辺りをジロジロする必要がない、というのは精神的にも肉体的にも楽です。バックがフェンスという虫写真にとっては致命的なデメリットも、ひょいと摘まんで別撮り、なんていう裏ワザもありますので、フェンス、木柵、擬木は虫探しには欠かせません。特に私には必須です。

でもって最初の被写体はこの小さなトビハムシ。体長は2mm前後です。撮影地の植生を考えるとツブノミが該当しそうですが、確信はありません。この手のハムシは不用意に手を出すと、ピョンと跳ねて瞬時にいなくなってしまうので、その場で料理するのがセオリーかもです。背景はいただけませんけどね・・・。

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DSC_0118wdn(Ku).jpgツブノミハムシ? ‘17.3月上旬 東京都町田市

形からナガスネトビハムシ属であることはわかりますが、正確な同定はまず無理と断言出来るハムシです。葉っぱにいてくれれば同定のヒントにはなったかもしれませんが、毎度毎度のフェンス上では何の役にも立ちません。体長は3~4mm。
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DSC_0265wdn(Ku).jpgナガスネトビハムシ属の一種 ‘17.3月中旬 東京都町田市

最後は私の好きな斑紋入りキスジノミハムシ。このハムシが好きそうな葉っぱや、野菜くずは周りにいくらでもあるのに、フェンスでしか見ないのは何故なんでしょう。天邪鬼なハムシです。ところで、このページは「フェンス」で括っていますが、好きなハムシはフェンスNGという私の身勝手な論理で、ここは一つ緑バックのキスジが欲しいな、という訳で、用水路を離れ田舎道をうろつきます。でもって遭遇したのがタンポポ上のキスジノミハムシ。取りあえずフェンスNGの写真は撮れましたが、トホホな寝ぼけ写真に終わっています。体長は2~2.5mm。これも小さいです。
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DSC_0054wdn(Ku).jpgキスジノミハムシ ‘17.3月中旬 東京都町田市



  1. 2017/03/29(水) 21:20:32|
  2. ハムシ科
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世間の風 ・・・コルリアトキリゴミムシ

フェンスシリーズは続きます。

越冬から目覚めたコルリアトキリゴミムシ。本格的シーズンを前に、フェンスの上を行ったり来たりしながら、世間の風を確かめているようです。上翅の色が微妙に変化しているのはな~ぜ。元々の色がツートンなのか、それともフェンスの色が反射してツートンに見えているのか・・・。どうやら後者のようですが、よくわかりません。

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コルリアトキリゴミムシ ‘17.3月中旬 東京都町田市



  1. 2017/03/28(火) 18:25:20|
  2. オサムシ科
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同定は楽 ・・・アカホソアリモドキ♂

オスとメスで上翅の造作に違いがあるアリモドキ。どうしたらこんなヘンテコな装飾が生まれるのでしょう。他のアリモドキと誤認されないための目印でしょうか。特徴がはっきりしているので同定は楽ですけどね・・・。因みにメスの上翅はふつうで、のっぺりしています。
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DSC_0154wdn(Ku)_20170327175026221.jpgアカホソアリモドキ♂ ‘17.3月中旬 東京都町田市



  1. 2017/03/27(月) 17:52:52|
  2. アリモドキ科
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ユキヤナギ ・・・モモブトカミキリモドキ

河川敷の遊歩道にユキヤナギが満開です。ユキヤナギが咲きそろうと出現するのがモモブトカミキリモドキ。どこにでもいる超普通種ですが、初物となれば話は別です。数はチョボチョボながら、花から花へと忙しげに飛び回っています。出現初期はオスの独壇場らしく、メスはわずかに一頭見たに過ぎません。雌雄で発生時期がずれることはよくあることですもんね。

満開ですねぇ
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最初の一頭がメス、後はオスばかり
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モモブトカミキリモドキ ‘17.3月中旬 東京都狛江市

春ですねぇ
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土筆



  1. 2017/03/26(日) 12:55:37|
  2. カミキリモドキ科
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どっちなの ・・・レロフチビシギゾウムシ?

私が出会うチビシギゾウは、レロフなのかジュウジなのか、一発で答えが出ない個体が多いような気かしてなりません。つまり上翅の第4間室が白なのか黒なのか、ということなんですけどね。写真の個体は、パッと見黒に見えるのでレロフかなと思いますが、じっくり見ると白っぽいものも見えたりして、あれぇ、どっちなの、なんてことになる訳です。そこまでナーバスになる必要はないのかなとも思いますが、ブログにUPする以上責任もあるんじゃないの、なんてことも考える訳で・・・。私の気持ちとしてはレロフなんですけど、どうなんでしょう、本当のところは。何とも悩ましいチビシギゾウムシではあります。
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DSC_0326wdn(Ku).jpgレロフチビシギゾウムシ? ‘17 3月中旬 東京都町田市



  1. 2017/03/25(土) 16:52:51|
  2. ゾウムシ科
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冴えない虫 ・・・クロノコムネキスイ

ハムシかなと近づくと表情が違っていました。正体は多分クロノコムネキスイ。「甲虫三昧」お得意の地味で冴えない微小甲虫がまたまた登場です。体長は約2mm、フェンスの支柱なればこその微小甲虫と言えるでしょう。
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DSC_0558wdn(Ku).jpgクロノコムネキスイ ‘17.3月初旬~中旬 東京都町田市



  1. 2017/03/24(金) 20:55:51|
  2. キスイムシ科
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タイトロープ ・・・ヒメオビオオキノコ

大胆にひび割れた樹皮をまとう一本の立ち枯れ。樹種名不明ですが、なことより樹皮裏に何が潜んでいるのかそれが気になります。でもって大きく剥がれ、浮き上がった樹皮を外すと(まさに外すと言った感じ)ヒメオビオオキノコが3頭出て来ました。ミヤマヒメオビとよく似ていますが、複眼の大きさや眼間距離で判断するとヒメオビオオキノコとなります。多分・・・。写真のみの同定は常にタイトロープです。
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DSC_0201wdn(Ku).jpgヒメオビオオキノコ ‘17.3月中旬 東京都町田市



  1. 2017/03/23(木) 18:40:25|
  2. オオキノコムシ科
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早々に頓挫 ・・・ヒラタケシキスイの一種

野菜クズなどで見られるホソキヒラタケシキスイと思ったのも束の間、すぐにダメ出しをくらい(誰からでしょう)、次にナミヒラタケシキスイかな、と来たところで早々に頓挫。体色がかなり違いますが、私的には同一種の色バリエーションではないかと思っているケシキスイです。
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DSC_0335wdn(Ku).jpgヒラタケシキスイの一種  ‘17.3月上旬 東京都町田市



  1. 2017/03/22(水) 18:24:31|
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「これ、な~に?」 ・・・マルガタゴミムシの一種

「これ、な~に?」と花や虫が好きな知り合いのオバチャンが持ってきてくれたマルガタゴミムシ。ご近所にも沢山いるゴミムシですが、私が虫好きと知ってわざわざ持ってきてくれたのですから邪険には扱えません。ありがたく頂戴してゴミムシ専用ジオラマセットで、いかにもありそうなゴミムシ写真を撮ってみました。Sさん、ありがとね。また何か見つけたら持ってきて下さい。

常々直射日光下ではうまく撮れないなぁ、と思っていたので、この際とばかりにじっくり検証してみました。結果はご覧の通りですが、取りあえずこのくらい撮れればいいかと、ちょっと安心の熟年虫好きです。

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DSC_0341wdn(S).jpgマルガタゴミムシの一種 ’17.3月中旬 東京都世田谷区
※傍観者さまよりご指摘をいただきましたので、ツヤマルガタゴミムシをマルガタゴミムシの一種と訂正致しました。



  1. 2017/03/21(火) 21:19:12|
  2. オサムシ科
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というよりボケ ・・・クロモンキスイ

斑紋ありの微小甲虫。すわ初見と思ったら昨年の12月に撮っていました。熟年虫好きの虫記憶も大したことありません。というよりボケが始まっているのかもしれませんね。ところで、こういう虫に感動する虫屋ってどのくらいいるものなんでしょう。甲虫に限らず全昆虫に対してなら1%、甲虫に絞ってなら多分3%くらいじゃないかと、なんて勝手に想像するんですけど。コメント投稿が極端に少ない拙ブログでは、この手の虫に反応するコメントはほとんどありません。それを考えると3%でも多すぎるかもしれませんね。虫のサイトそのものが少ない中、「甲虫三昧」のような虫ブログがあってもいいのかな、なんて手前味噌なことを考える熟年虫好きです。
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DSC_0189wdn(Ku).jpgクロモンキスイ ‘17.3月中旬 東京都町田市



  1. 2017/03/20(月) 21:09:58|
  2. キスイムシ科
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いつも同じ ・・・キベリハバビロオオキノコ

早春から現れるオオキノコムシの一種。と書いたところで、この虫のコメントの出だしがいつも同じだということに気づいた管理人。センスもボキャブラリーも貧弱な甲虫三昧です。でもとっかかりがないと先へ進めない性分なので、このままめげずに行こうと思います。でなんだっけ、そうそう、例年川向うの緑地で会うのが習わしとなっているキノコムシですが、今年は(実は昨年もそう)別フィールドでのファーストコンタクトとなりました。ご多聞に漏れずこの子もフェンスの支柱だったので、ひょいと摘まんで別撮りしました。
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DSC_0102wdn(Ku).jpgキベリハバビロオオキノコ ‘17.3月上旬 東京都町田市



  1. 2017/03/18(土) 17:12:29|
  2. オオキノコムシ科
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随分増えた ・・・モンクチビルテントウ

随分増えましたよね、このテントウムシ。本種をヨツボシテントウと誤同定UPする以前からこのテントウムシはかなりの個体数を誇っていたふしがあります。調べてみると1998年頃に沖縄へ侵入、またたくまに勢力を拡大して今なお増殖中。在来種のヨツボシテントウの居場所がなくなるのも頷けます。
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モンクチビルテントウ ‘16.2月下旬 東京都狛江市



  1. 2017/03/17(金) 19:00:18|
  2. テントウムシ科
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気分が乗らない ・・・ヘリグロチビコブカミキリ

用水路の防護フェンスにヘリグロチビコブカミキリ。真冬に出て来る個体もいますが、今くらいの季節になると春を待ちきれず、いそいそと表へ出て来る個体も結構います。というより今頃が旬なのかも・・・。取りあえず発見場所で撮影に臨みますが、背景がフェンスという人工物なので今一つ気分が乗りません。そこで転がっていたコナラの伐採木に移しかえヤラセ生態写真と相成りました。こちらの方がやはり様になります。移してしばらくすると材をガシガシやりはじめましたから、むしろこちらの方が自然と言えるかもしれません。

バックがこれじゃ乗れないでしょう。
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というわけで「甲虫三昧」お得意の材上別撮りです。
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DSC_0638wdn(Ku).jpgヘリグロチビコブカミキリ ’17.3月上旬 東京都町田市



  1. 2017/03/16(木) 21:06:42|
  2. カミキリムシ科
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「ちっちゃい」 ・・・ヒメマキムシ

このところマキムシとの出会いが続いています。ご新規の虫に会えることはやぶさかではありませんが、いかんせん相手が小さすぎて手こずっているというのが実際です。図鑑の解説にも0.8~3mmという表記ですから、これはもう「ちっちゃい」というほかありません。ヤマトケシマキムシ、クビレヒメマキムシ、そしてヒメマキムシ。前者2種はあまりに小さく、撮っては見たもののとてもUPに耐えられる出来とはならず、最後のヒメマキムシだけが、前者より若干大きいという理由で、辛うじてUPの対象となりました。とは言えヒメマキムシも2mmあるかないかの大きさですから、見る側もそれなりの覚悟と鷹揚さが必要です。というわけで、広い心でお付き合いいただければ幸いです。

ところでマキムシの「マキ」って何でしょう。自然界(新築の高級住宅やマンション、あるいは食品、壁紙、畳などカビの生えやすいところでも発生)では、樹皮下、枯れ木、枯れ草に多いとあるので、ひょっとしたら薪の「マキ」かな、なんて単純に考えましたが単純すぎましたかねぇ。本当の語源はなんざんしょ。

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DSC_1047wdn(Ku).jpgヒメマキムシ(ヒメマキムシ科) ‘17.2月下旬~3月上旬 東京都町田市



  1. 2017/03/15(水) 18:40:52|
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初見 ・・・ツノブトホタルモドキ

いよいよ3月(って、もう中旬ですけど)。本格的な虫シーズンの到来を予感させる前哨戦の幕開けです。三寒四温を経て、季節は春へと雪崩れるのです。なんかワクワクしますね。

春霞に包まれた弥生3月。おだやかに晴れ上がったフィールドをいそいそ歩く虫好き一人。言葉とは裏腹に、何かいないかと胸中おだやかではありません。

ムムッ、この虫は何でしょう。フェンスの支柱をはじめて見る虫がゆっくりと歩いています。体長は5mmほど、ファインダー越しに見る虫は、何となくクビカクシナガクチキムシを彷彿とさせます。カメラを近づけると動きが早まり、落ち着かない様子が手に取るように伝わって来ます。飛ばれては元も子もないので、とにかく撮影。動きが早くなった分ピンが合いません。枚数は稼いだものの、ピンポケばかりでモノになる写真はほんの少し。撮れただけマシと自分を慰めるほかありません。正体はキスイモドキ科のツノブトホタルモドキ。キスイモドキでありながら何でホタルモドキの名がついているのでしょう。その昔、軟翅鞘類に分類され、ホタルモドキ科に属していた頃の名残とか。研究が進むとこうしたことが往々にして起こります。

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DSC_1201wdn(Ku).jpgツノブトホタルモドキ(キスイモドキ科) ‘17.3月上旬 東京都町田市



  1. 2017/03/14(火) 18:49:08|
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樹幹を歩く・・・コモンヒメヒゲナガゾウムシ

ムクノキの樹幹を歩き回るコモンヒメヒゲナガゾウムシ。触角が長いのでオスですかね。シーズン中、枯れ木に目を凝らすと偶然目に入ることがありますが、あくまで偶然なので、確実なのはやはり冬場の越冬期でしょうか。撮影フィールドではムクノキにご執心で、あまり苦労せず見つけることが出来ます。
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DSC_0287wdn(I).jpgコモンヒメヒゲナガゾウムシ ‘17.3月上旬 東京都狛江市



  1. 2017/03/13(月) 20:19:11|
  2. ヒゲナガゾウムシ科
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虫自体がボ~と ・・・ハルニレノキクイムシ

ケヤキの樹皮下で見かけるハルニレノキクイムシ。今年はなぜか沢山見ます。個体数がじんわり増えているのでしょうか。無地一色の種が多い中、斑紋ありのキクイムシは珍しい部類かもしれません。本種は保育社の甲虫図鑑にも載っていますが、記載の標本写真は斑紋がちゃんと表現されていないので、当初は同定出来ず、虫仲間さんからのお助けメールで種が判明したという曰くつきのキクイムシ。図鑑によれば本種は一属一種だそうです。

いずれも寝ぼけ写真ですいません、ハロルドヒメコクヌスト同様、どう撮ってもボ~としちゃうんですよね、この虫。カメラの性能というより、虫自体がボ~としているんじゃないかと、実は疑っています。な訳ないか・・・。

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DSC_0169wdn(Oy).jpgハルニレノキクイムシ ‘16~17 冬 東京都町田市



  1. 2017/03/11(土) 22:28:44|
  2. キクイムシ科
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なるほど小さい ・・・ベニモンツヤミジンムシ

その場では撮影せず、Take Outしてゆっくり料理しようと考えたこの小さな虫は何でしょう。体長は2mmほど。どこかで見たことあるようなフォルムですが、あぁ、これだ!と言えるほどの確信はありません。頭部を覆い隠すように張り出した前胸がヒントになりそうです。一見、カメノコハムシ系のそれに見えますがハムシでないことは確かです。でもって行きついた先がミジンムシ。ミジンムシのページに合致する種がいました。ケヤキの樹皮めくりでよく見かけるベニモンツヤミジンムシのようです。上翅の「ベニモン」は変化が大きく「ベニモン」が上翅の1/3を占めるような個体によく出会います。小さい上に地味なので、まぁいいか、と撮影を諦めることが多い虫ですが、今回はGetした手前、ちょっとまじめに撮ってみました。尤も真面目に撮ってもこの程度ですから大したことはありません。なるほど種名の通り小さな虫ではあります。
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DSC_0575wdn(Ku).jpgベニモンツヤミジンムシ(ミジンムシ科) ‘17.2月下旬 東京都町田市



  1. 2017/03/10(金) 19:23:52|
  2. その他の科
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未だ特定出来ず ・・・サルゾウムシの一種

このサルゾウムシ、未だに種が特定できていません。チャイロアカサルと思っていた時期もありましたが、両者を見比べると同一種には見えません。体長は口吻を入れて5mmほど。素性などすぐに知れそうな風体ですが、これがなかなかの難物。どなたか救いの手を差し伸べてはいただけないでしょうか。
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人工物バックは何なんで、傍らの材に移してハイ、ポーズです。
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サルゾウムシの一種 ‘17.2月下旬 東京都町田市



  1. 2017/03/09(木) 20:39:11|
  2. ゾウムシ科
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ハネカクシ3連発

新旧取り混ぜ、ハネカクシ三連発です。

撮影時の状況や被写体の大きさなど、肝心なことは何一つ覚えていないハネカクシ。撮ったことさえ夢の中状態では、正確な同定など夢のまた夢と言うものでしょう。たとえその時のことを覚えていたとしても、同定者がトホホな「甲虫三昧」の管理人では、やっぱり無理みたいです。

DSC_1077wdn(Ku).jpgコガシラハネカクシの一種 ’16.5月下旬 東京都町田市

このハネカクシは二度目の登場。ご近所の畑でもよく見かける定番種です。写真の個体は、多摩川河川敷に、大量に捨てられていたオニグルミの外皮に飛来していたもの。体をくねらせ、逃げの一手のハネカクシですが、どうかするとピタッと止まってしばしの撮影タイムを作ってくれます。
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DSC_0870wdn(I).jpgヘリアカバコガシラハネカクシ ’16.10月上旬 東京都狛江市


最初のハネカクシと同じ用水路のフェンスで撮影した小さなハネカクシ。ざらつき感のあるツヤのない体色と、前胸背の形状からヒラタセスジハネカクシとしましたが、あまり当てにはなりません。ということで当然?付きのヒラタセスジハネカクシです。
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DSC_0754wdn(Ku).jpgヒラタセスジハネカクシ? ‘17.2月下旬 東京都町田市



  1. 2017/03/08(水) 18:54:20|
  2. ハネカクシ科
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同定ままならず ・・・チビカミナリハムシの一種

似たような色合いのハムシが続きます。

大きさから言えばただのチビカミナリハムシか、あるいはルリチビカミナノハムシ(ウスグロチビはもっと小さい)と言ったところですが、図鑑の解説から判断するのはちょっとねぇ、というのが正直な気持ち。このハムシは、シーズン中に見たという記憶がほとんどなく、見るのは決まって冬場です。昨冬までは河川敷のムクノキが定宿でしたが、今年は少なく、別フィールドで少し見つけました。ということで同定ままならず、チビカミナリハムシの一種で幕引きです。

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DSC_0240wdn(Ku).jpgチビカミナリハムシの一種 ’17.2月下旬 東京都町田市
※ちょっと甘ピンですが、ご容赦を・・・。



  1. 2017/03/07(火) 18:29:27|
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本種は赤褐色 ・・・コマルノミハムシ+α

ルリマルノミハムシによく似たコマルノミハムシ。前者との違いは触角と肢の色。ルリマルノミは黒で、本種は後肢脛節を除いて赤褐色。いるところにはいますが、いないところには全然いません。って当たり前か。ルリマルノミは市街地にも定番の超普通種ですが、本種はなかなかそういうわけにはいきません。郊外の緑地とか草地、冬季の樹皮めくりで時々お目にかかるくらいでしょうか。
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めくった樹皮の表へまわって来た同個体
DSC_0374wdn(On).jpgコマルノミハムシ ‘17.2月中旬 東京都町田市

お蔵入り予備軍をUPする機会が巡って来ました。という訳で近似のルリマルノミハムシです。適当にお付き合い下さい。
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ルリマルノミハムシ ‘16 秋 都内某所



  1. 2017/03/06(月) 18:23:10|
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冬季定番 ・・・チビシギゾウムシ2種

まだまだ寒かった2月の虫話なのでそのつもりでお付き合い下さい。

寒風吹きすさぶ高台の公園で、ケヤキの樹皮をめくる懲りない虫撮り屋。つまり私のことですが、気温が低いのはいたしかたないとしても、身体が揺さぶられるほどの北風は願い下げです。寒いし、手はかじかむし、カメラは揺れるし、なんでこんな天気の時に虫撮りしなきゃならんのですかね、と正直思います。そうは言っても出て来てしまったものは仕方ありません。何かしら結果を出さないことには甲虫屋の沽券にかかわるというもの。でもって出て来たのが小さなシギゾウムシ2種。見た目はほとんど変わらぬレロフとジュウジチビシギです。

両者の違いは上翅白帯の第4間室が白か黒か、つまり白帯が欠けているか否かで区別するのが一般的です。毎年この時期になると一度はUPされる、拙ブログでは冬季定番の微小シギゾウムシです。


レロフは撮っただけ。凹みから頑として動かないので諦めました。
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レロフチビシギゾウムシ ‘17.2月中旬下旬 東京都町田市

ここから下は一回り大きいジュウジチビシギです。
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DSC_0347wdn(Ku).jpgジュウジチビシギゾウムシ ‘17.2月中旬~下旬 東京都町田市



  1. 2017/03/04(土) 18:58:34|
  2. ゾウムシ科
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平凡な出来 ・・・ツヤナガヒラタホソカタムシ

前回の出会いは消化不良に終わってしまったので、今回は少々気合を入れ撮ってみました。しかし結果はいつも通りの平凡な出来。腕もセンスもない虫撮り屋に、このブログの管理人は一体何を期待しているのでしょうか。

すいません。またいつもの愚痴が始まってしまいました。樹種名不明の伐採木の樹皮下にいた私好みのツヤナガヒラタホソカタムシ。小さくても主張する?虫は大好きです。

DSC_0286wdn(Ku).jpgツヤナガヒラタホソカタムシ ’17.2月下旬 東京都町田市



  1. 2017/03/03(金) 20:01:43|
  2. ホソカタムシ科
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トホホな結果 ・・・フタホシスジバネゴミムシほか

丘陵地の小崖。ものは試しとマイ鍬で少し崩してみました。アオオサくらいは出るかと思いましたが、落ちたのは写真のフタホシスジバネゴミムシ。彫の深い条溝と、上翅の黄色い斑紋がトレードマークのゴミムシです。落ちたはいいが、さらさらと崩れ落ちる乾燥した土塊に肢をとられ、件のゴミムシはずるずると滑り落ちるばかり。何とか見られる写真がUPしたこの画像。久しぶりの出会いもトホホな結果に終わったフタホシスジバネゴミムシでした。
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DSC_0214wdn(On).jpgフタホシスジスジバネゴミムシ ‘17.2月中旬 東京都町田市

こちらは丘の斜面に積まれたソダや伐採木の下に隠れていたヨリトモナガゴミムシ。それをひょいと摘まんで手近な材の上に乗せ撮った写真がこれ。それにしてもテッカテカですね。ヨリトモってこんなにツヤがありましたっけねぇ。ふ節も巾広なのでオスかもしれません。

ゴミムシの中でもプテロと呼ばれるナガゴミムシの仲間は、ガタイも大きく、形も良いので人気があります。しかし恰好のいいプテロはガレ場やその周辺に生息しているので、私のようなヘナチョコ甲虫屋には縁のない高嶺の花。そんな中、このヨリトモだけは里にも多く、一番身近なプテロと言えるかもしれません。

DSC_0456wdn(On)_20170302180004795.jpgヨリトモナガゴミムシ ‘17.2月中旬 東京都町田市



  1. 2017/03/02(木) 18:08:55|
  2. オサムシ科
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魅力を感じない ・・・トビイロマルハナノミ

甲虫大好きを公言してはばからない私ですが、中にはイマイチ食指の動かない虫もいたりします。その中の一つがこのトビイロマルハナノミ。甲虫屋の風上にも置けぬ不遜な物言いですが、被写体として魅力を感じないのもまた事実。大好きなビートルズの曲の中にも、好きになれない曲があるように、中には苦手な虫もいるというわけです。
DSC_0152wdn(Oy).jpgトビイロマルハナノミ(マルハナノミ科) ‘17.2月中旬 東京都町田市



  1. 2017/03/01(水) 18:29:00|
  2. その他の科
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