甲虫三昧

雑甲虫求めて三度山梨へ 前編

今季3度目の山梨詣で。といってもいつもの甲州市初鹿野線です。まるでバカの一つ覚えよろしく、芸のないことです。

暑いとは言え季節は9月(ほぼ一か月前の虫撮り話しです)。カミキリムシはほぼシーズンを終え(オオトラとかコブヤハズとかいますけど・・・)、狙いは私のメインアイテムであるところの雑甲虫です。華やかさなど微塵もない、地味で見映えのしない、小さな虫を探そうという魂胆です。という訳なので、奇特な虫好きの方だけお付き合い下さい。

前回8月の山梨詣では、予期せぬ事故渋滞につかまり、到着が大幅に遅れたうえに、安定しない天気に翻弄されまくりでしたが、今回は渋滞もなく、天気にも恵まれ、条件的には申し分ない一日でした。が、しか~し、だからと言ってそれが結果につながるかと言うと、必ずしもそうはならないところが虫撮りの妙でして、逆にモヤモヤだけが残る、何とも歯がゆい虫撮り行脚に終わったりするわけですね。前置きはこのくらいにして、先へ進みたいと思います。

林道の鳥羽口は、行って見ればまだ平地。高度を上げる前に、無用の長物と化したどこぞの施設の駐車場で、その日一日を占う意味も兼ね、虫を探すのが習わしとなっています。でもって草ボーボーの駐車場。とりあえずジロジロしますが、これといった甲虫は見つかりません。ということで、今回はミスジチョウ(多分)で幕開けとなりました。

1-DSC_0089wdn(D).jpgミスジチョウ

駐車場を後に標高を上げます。適当なところで車を止め物色します。するとヒョロと伸びたアザミにゾウムシペアを発見。まずは出会ったその位置から。背面へ回り込もうとしたら、何の前触れもなく落ちてしまいました。正体は何だったのでしょうか。横位置写真ではイマイチはっきりとしませんが、どうやらトドマツアナアキゾウムシのようです。かなり前に同じエリアで撮っていましたが、出来る事ならもちょっとちゃんと撮りたかったなぁと、悔やみ節が出てしまいます。何しろ生涯2度目の出会いだったもので・・・。
2-DSC_0119wkn(D).jpgトドマツアナアキゾウムシ

ビーティングで落ちたアトキリ系のゴミムシ。いつものホソアトキリと思いきや、画像を再生してみたらやけに太いんですよね。でもって調べてみたらミツアナアトキリゴミムシでした。どちらかと言えば結果オーライのゴミムシです。
3-DSC_0176wdn(D).jpgミツアナアトキリゴミムシ

樹上性のゴミムシは、私のバヤイ、叩かないとモノになりません。生態写真撮影の場合、ビーティングは是か非か、などという議論のあるようですが、私はとにかく数を撮りたいのでこのテクニックは必須です。で落ちたゴミムシがこのホソモリヒラタゴミムシ。「ヤセ」かなという気もしないではありませんが?付きで「ホソ」としました。
4-DSC_0240wdn(D).jpgホソモリヒラタゴミムシ?

毎度お馴染みのオオヨツアナアトキリゴミムシ。べっこう飴をウンと赤くしたような、なんとも艶めいたツヤの持ち主です。
5-DSC_0304wkn(D).jpgオオヨツアナアトキリゴミムシ

生涯2度目のワシバナくん。以前同じフィールドで撮影していたものの、どうにもこうにも甘い写真で、いつの日かリベンジを目論んでいたのがこの日叶ったようです。薄暗い現場撮影を諦め、Getしての別撮りです。
6-DSC_0345wdn(D).jpg

7-DSC_0449wdn(D).jpgワシバナヒラタキクイゾウムシ

熊笹の群落をチラチラとチョウが舞っています。ゴイシシジミです。結構高いところにもいるんですねぇ。最初の出会いは中学の頃、近くの寺の墓地でした。やぶ蚊に喰われながら、素手で捕まえた覚えがあります。
8-DSC_0479wdn(D).jpgゴイシシジミ

山地性のテントウムシなので、この辺りまで来ないと見ることが出来ません。このテントウムシの斑紋を見ると、今は亡き水木しげるさんが描く「百目」という妖怪を思い出します。
9-DSC_0576wdn(D).jpg

10-DSC_0597wdn(D).jpgウンモンテントウ

先月来た時も出会っていたアイノシギゾウムシ。その時は撮影前に飛ばれてしまい、悔し涙を流した熟年虫好きでしたが、今回は何とか撮れたようです。ハンノキなどをホストとする小型のシギゾウムシ。シギのような長い口吻は、それだけで絵になりますよね。
11-DSC_0480wdn(D).jpg

12-DSC_0372wdn(D).jpgアイノシギゾウムシ

多摩川河川敷のミドリさんは、名字が「スズキ」でしたが、ここのミドリさんの名字は何でしょう。ハムシハンドブック(この本、重宝しています)によれば、名字は無しとのこと。ホストはヤナギ。スズキミドリさんに比べ体型はふっくらとして、ミドリ色も鮮やかです。
14-DSC_0690wdn(D).jpg

14-DSC_0700wdn(D).jpgミドリトビハムシ(別名ニホンミドリトビハムシ)

アザミに止まるナガアナアキゾウムシ。タマゴゾウムシと感じがよく似ていますが、前胸背横の鮮やかな黄色の斑紋で、区別出来そうです。
15-DSC_0726wdn(D).jpgナガアナアキゾウムシ

後編はまた今度です。



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  1. 2016/10/02(日) 22:01:06|
  2. フィールド探訪
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