甲虫三昧

ゾウムシばかりの檜原村 その2

ということで、次のポイントへ移動します。

メタリックグリーンのこの手のゾウムシを見ると、自動的にケブカトゲアシ(リンゴコフキ)と思い込むのは悪い癖ですよね。件のゾウムシを見ると、ケブカトゲアシに比べ線が細く、毛深くもありません。結論から言うと、正体はよくわからんのです。保育社の甲虫図鑑を眺めても、JWINで検索しても答えは出ず、結局ヒゲボソゾウムシの一種でお茶を濁すこととなりました。のっけからこれでは先が思いやられます。

このゾウムシとは直接関係はありませんが、リンゴヒゲナガゾウムシとアオヒゲボソソウムシは種が消滅し、リンゴヒゲボソゾウムシという新しい種に統合されました。また以前ミヤマヒゲボソとされていたゾウムシは、トゲアシヒゲボソソウムシとなったようです。それからいくと、トゲアシヒゲボソが一番近いのかしら。このへんのゾウムシは、ゲニを引っこ抜かないと、正確な同定は無理ってことみたいです。

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2-DSC_0057wdn(Hn).jpgヒゲボソゾウムシの一種(ひょっとしてトゲアシヒゲボソか)

これは多分ケブカトゲアシヒゲボソゾウムシ。そこそこいましたが、撮れていません。
DSC_0884wdn(Hn).jpgケブカトゲアシヒゲボソゾウムシ

このゾウムシは生まれた時からウロコがないんでしょうか。他の似寄りのゾウムシは、一様に鱗片を纏っているのに、本種だけはまさに「ハダカ」。裸になったご利益はどこにあるのでしょうか。尤も羽化直後はあったものが、すぐに脱落するという説もあり、実際はどうなのかよくわかりません。
DSC_0035wkn(Hn).jpg

DSC_0193wdn(Hn).jpgハダカヒゲボソゾウムシ

ケブカトゲアシとカントウヒゲボソってどこで区別するんでしょう。ネット検索すると、奥多摩で採集されたこの手のヒゲボソは、ほぼ全員、カントウヒゲボソで括られています。あ~、困った、困った。困ったチャンではありますが、ここは一つ、奥多摩に免じてカントウヒゲボソでUPしたいと思います。一応?付きですけど・・・。

鱗片がほとんど脱落してハダカヒゲボソ風ですが、前者とは顔つきが異なるので別種であることがわかります。ハダカは出目で、なおかつ寄り目です。

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DSC_0424wdn(Hn).jpgカントウヒゲボソゾウムシ? ’18 初夏/檜原村

ゾウムシはまだまだ続きますが、今日はこのへんで。



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  1. 2018/07/05(木) 21:13:47|
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