甲虫三昧

「ちっちゃいものクラプ」 ・・・ちいさなゾウムシいろいろ

知らないうちに画像がたまってしまったので、「小さなゾウムシ」という括りで、おまとめUPします。

デジカメとマクロレンズの組み合わせは、写真下手の私でも、ある程度のクォリティーを約束してくれるので、微小な虫たちも重要な被写体となります。考えてみれば甲虫の多くは、小さな種の方が圧倒的に多い訳ですから、どうしたって員数に加える必要が生じてきます。超細密、超拡大写真には遠く及ばない「甲虫三昧」の微小甲虫たちですが、自分なりのマクロ世界を楽しんでいるという点では、人後に落ちないと思っています。と御託はこのくらいにして、取りあえず8月末までの「ちっちゃいものクラプ」ゾウムシ編です。

カナムグラには本種を含め4種ほどの微小ゾウムシがつきますが、後から出て来るカナムグラヒメと並んでよく見るゾウムシです。サルゾウの中では大型で3mmくらい、やっぱ小さいか・・・。

1-DSC_0856wdn(O).jpgカナムグラサルゾウムシ

ミゾソバにいたので多分タデノクチブトでしょう。ギシギシクチブトとよく似ていますが、ホストの違いに加え、本種は茶系、ギシギシは黒系と、見た目でもある程度判断出来るようです。拙サイトで今までギシギシとしてUPした中に、タデノクチブトが入っているような気がします。またやってしまったかも誤同定・・・。
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3-DSC_0279wdn(On)_20171009215225b1d.jpgタデノクチブトサルゾウムシ

タデ科の植物が見ると、どうしてもこの手のゾウムシを探してしまいます。もはや病気です。
4-DSC_0150wdn(I).jpgタデサルゾウムシ

資材置き場の薪をひっくり返したら、その裏側に貼りついていたヒサゴクチカクシゾウムシ。通常は口を隠したクチカクシ状態ですが、時々思い出したように頭をもたげ、トコトコと歩き出します。どんな時に動きだしスイッチが入るのでしょう。気になります。
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6-DSC_1047wdn(On).jpgヒサゴクチカクシゾウムシ

いつ見ても小さいゾウムシです。オスは本当に小さいので、比較的大きなメスを探しますが、それでも3~4mmですから困ったものです。毎年このゾウムシとは格闘の日々です。
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9-DSC_0168wdn(Ku).jpgカナムグラヒメゾウムシ

バラ科でよく見るイチゴハナゾウムシ。クロケシツブほどではありませんが、よく見ますよねぇ、このゾウムシも・・・。DSC_0325wdn(I).jpgイチゴハナゾウムシ ‘17.5~8月 いつもの都内某所



  1. 2017/10/09(月) 22:15:50|
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イネの周辺

イネ繋がりで、この日イネやイネの周辺にいた虫たちをまとめてみました。但し、珍しい虫は出て来ません。あしからず。

まっすぐ伸びたイネに虫がいる情景って好きなんですよ。絵的にもすっきり感が漂い、拙作でも、何となく様になっているように見えるところが私的にグッドな訳です。そしてもう一つの理由が虫を探しやすいという点。規則的な配置はボーとしていても、難なく虫影が目に飛び込んでくるというメリットがあります。虫探しがヘタクソな私でもチョー楽チンという訳です。

「難なく虫影が目に飛び込んでくる」というのは、例えばこんな感じのことを言うんですね。言われんでもわかるワイ。でしょう、でしょう。ですが心配性なのでついつい説明したくなっちゃうんですよ、すいません。

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で、近づいてみるとヤサイゾウムシだったりする訳です。
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裏側にいることも当然あります。これもヤサイゾウムシでした。
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ヤサイゾウムシ

なんか最近増えましたよねぇ、この外来ゾウムシ。日本の水がバッチリあってしまったような感じですよね。
6-DSC_0320wdn(Ku).jpgアルファルファタコゾウムシ

この子はイネではありませんが、イネの周辺にいたということで便乗UPしました。本種は柿をホストとするクチブト系のゾウムシで、図鑑では少ないとなっていますが、ここいらにはチラホラ生息しているみたいです。アップを撮ろうと近づいたら、何の前触れもなくポトンと落ちてしまいました。ちょっと残念でおます。
6-DSC_1073wdn(Ku).jpgサビクチブトゾウムシ ’17.8月中旬 東京都町田市

この続きはまた明日・・・



  1. 2017/10/03(火) 18:19:15|
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今季3度目の続編 その2

数はかなり減りましたが、ホストのテンニンソウに少数の生き残りが・・・。7月あたまの同種とくらべると、ポロ具合は否めません。まぁ、時間が経てばボロになるのはしょうがないですもんねぇ。
2-DSC_0237wkn(Hn).jpgマルモンタマゾウムシ

ススキの葉上をチョコチョコと歩き回るキクイゾウムシの一種。時々見かけるチビカグヤヒメキクイゾウムシのようです。体長は4mm、マクロレンズで拡大された体表には点刻があり、はっきりとした条溝もあって、私は好きです。
10-DSC_0636wdn(Hn).jpgチビカグヤヒメクイゾウムシ ‘17.8月中下旬 東京都檜原村



  1. 2017/09/28(木) 18:11:56|
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今季3度目 ・・・檜原村詣でその1

今シーズン3度目の檜原村詣で。東京はこの日、今夏2度目の猛暑日予報が発表され、都心では37℃まで上がるのだとか。熱中症間違いなしの高温注意情報です。平地をノコノコ歩くわけにはいきません。当然虫も暑さに疲弊しているはずですから、家でグダグダするのが正しい過ごし方ですが、このところ良さげな虫に出会っていないので、ちょくっと欲求不満が高じています。というわけで、車に保冷剤をしこたま積んで、檜原村の山奥目指し車を走らせたという訳です。はてさて今季3度目の檜原詣では、いかような結果と相成ったのでしょうか。期待せずお付き合い下さい。

ネタ温存のため、小出しにしますので、あしからず。

最終目的地到着前にちょいとばかり前哨戦。ここは標高が低いので、今日の平地の灼熱地獄を予感させる気温です。太陽はギラギラで、さえぎる雲もありません。そんな中、年季の入った古~い材と、ちょっと新しい針葉樹の伐採木を点検します。しかし、何もいません。こりゃダメだ。いかりや長さんのセリフそのままに、夏の太陽に焼かれた土場に虫はいませんでした。しょうがない、ショバ変えと言いながら、戻る道すがら、諦めの悪い虫好きジジイは、再び針葉樹の材をジロジロします。すると一ついました。樹皮をむかれた材の上を、小さなゾウムシがえっちら、おっちら歩いています。「おっ、いた!」。ひょっとして初見のゾウムシかも。正体はチョウジョウアナアキゾウムシ。初見の虫ではありませんでしたが、そのことを忘れるくらい大昔に出会っていた体長5mmほどの小さなアナアキゾウムシです。

保育社の甲虫図鑑では、チョウジョウアナアキゾウムシとなっていますが、「日本産ゾウムシデータペース」ではチュウジョウアナアキゾウムシとなっています。学名のSeleuca chujoiの「chujoi」を、ふつうにローマ字読みすれば「チュウジョイ」となるので、耳で聞こえる音は「チュウジョウ」なのかな、という気もしますが、ここは保育社の甲虫図鑑にならい「チョウジョウアナアキ」としました。

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2-DSC_0058wdn.jpgチョウジョウアナアキゾウムシ

しょっぱなにゾウムシが出たので、時間は前後しますがこの日2種目のゾウムシを同時UPします。

「こいつ何すんだよぅ」そんな悪態が聞こえて来そうな一場面です。ゾウムシを足蹴にしているのは言わずと知れたヨツスジハナカミキリ。タマアジサイの蜜にご執心で、足元にゾウムシがいることに気づいていない様子です。ゾウムシの方も花にぞっこんで、逃げ出す気配はありません。

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4-DSC_0883wdn(Mi).jpgシラホシヒメゾウムシ ’17.8月上旬 東京都檜原村



  1. 2017/09/21(木) 18:47:42|
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イネとゾウムシ+α

イネに何やら虫の影。探していたイネミズゾウムシでしょうか。ちょっと違いますねぇ。なんとウスモンカレキゾウムシです。カレキゾウムシというくらいですから、本来の居場所は枯れ木と思いますが、何故かイネです。これはこれで見事な対比。こういうシチュエーション、結構好きです。
1-DSC_0332wkn(Ku).jpgウスモンカレキゾウムシ

これはイネゾウムシでしょう。と思いきや、どうやら雨に濡れたアルファルファタコゾウのようです。シルエットは何となく似ていますが、色は茶と白っぽいグレーなので、色の違いは一目瞭然です。とは言え濡れていると判断に窮します。人騒がせなタコゾウです。2-DSC_0503wdn(Ku).jpg

これは濡れていないアルファルファタコ
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アルファルファタコゾウムシ

これから以降は、田んぼの回りにいたゾウムシいろいろです。同じ日の撮影ということで便乗UPです。

クズに定番のオジロアシナガゾウムシ。沢山います。

DSC_0424wdn.jpgオジロアシナガゾウムシ

こちらもクズのド定番種、コフキゾウムシ。マルカメムシもクズの定番ですね。群棲しているとそれだけで臭いです。
DSC_0521wdn(Ku).jpgコフキゾウムシ+マルカメムシ

首のまわりに付着しているのは泥でしょうか、ダニには見えません。小楯板に白い縦スジがあるのでタデサルかなと思いますが、多分正解でしょう。
DSC_0884wdn(Ku).jpgタデサルゾウムシ ‘17.7月下旬 東京都町田市(すべて)



  1. 2017/09/12(火) 21:01:21|
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