甲虫三昧

冬季定番 ・・・チビシギゾウムシ2種

まだまだ寒かった2月の虫話なのでそのつもりでお付き合い下さい。

寒風吹きすさぶ高台の公園で、ケヤキの樹皮をめくる懲りない虫撮り屋。つまり私のことですが、気温が低いのはいたしかたないとしても、身体が揺さぶられるほどの北風は願い下げです。寒いし、手はかじかむし、カメラは揺れるし、なんでこんな天気の時に虫撮りしなきゃならんのですかね、と正直思います。そうは言っても出て来てしまったものは仕方ありません。何かしら結果を出さないことには甲虫屋の沽券にかかわるというもの。でもって出て来たのが小さなシギゾウムシ2種。見た目はほとんど変わらぬレロフとジュウジチビシギです。

両者の違いは上翅白帯の第4間室が白か黒か、つまり白帯が欠けているか否かで区別するのが一般的です。毎年この時期になると一度はUPされる、拙ブログでは冬季定番の微小シギゾウムシです。


レロフは撮っただけ。凹みから頑として動かないので諦めました。
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レロフチビシギゾウムシ ‘17.2月中旬下旬 東京都町田市

ここから下は一回り大きいジュウジチビシギです。
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DSC_0347wdn(Ku).jpgジュウジチビシギゾウムシ ‘17.2月中旬~下旬 東京都町田市



  1. 2017/03/04(土) 18:58:34|
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いつもの手法 ・・・イチゴハナゾウムシ

イチゴハナにはよく会いますが、どこで撮ってもサマにならず、それならいっそGetして別撮りしようと画策したのはいつもの手法。別撮りなので臨場感には欠けますが、寝ぼけ、甘ピンよりはナンボかましという「甲虫三昧」特有の美意識に支えられた別撮りイチゴハナゾウムシです。しかも枯葉上です。
DSC_0930wdn(I).jpgイチゴハナゾウムシ ‘17.2月中旬 東京狛江市



  1. 2017/02/28(火) 20:15:42|
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悩ましいゾウムシ ・・・イネゾウモドキ類

毎年この時期になると私を悩ませるゾウムシの登場です。

あ~だ、こ~だと御託を並べたところで、100%確実なことなど何一つ言える状況ではないので、今回はすべからくイネゾウモドキの一種という表記で完全黙秘を貫こうと思ったのですが、それもやっぱりなんだかぁ、という私の良心?が頭をもたげ、取りあえずどうしようもない御託を並べてみようか、ということになりました。という訳で今回は記事が長いので、読まずにスルーするのがベストチョイスですが、暇な虫好きさんはお付き合い下さい。

今までモンイネゾウモドキと思い込んでいたゾウムシは、実はケヤガイネゾウではあるまいか、という気持ちに傾いてきました。図鑑のケナガイネゾウモドキの項に、「上翅には2種類の被毛があり云々」という記述があり、それがひょっとして2列のストライプに見えるのではないか、と考えたわけですね。(こじつけ感が強い?)数少ないケナガイネゾウモドキのネット情報からも、何となくそんなことが見えてくる感じではありますが・・・。

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DSC_1181wkn(I).jpgケナガイネゾウモドキ?

次にモンイネゾウモドキです。モンイネゾウは「褐色の地に黒紋があるように見える」とあるので、ストライプ状には見えず、全体に黒っぽく見えるのではないかと考えると何となく辻褄が合ってきます。図鑑の標本画像からもそれがうかがえます。このことを踏まえて上のゾウムシを眺めると、ケナガイネゾウモドキに見えてくるから不思議です。
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上の写真には3種類のイネゾウモドキが写っているとは考えられませんか。一番上がケナガ、次の2頭がモン、その下のボケボケがヤナギ・・・。

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ボケて写っている中ほどの2頭、何となくヤナギっぽく見えませんか。撮っている時はみな同じに見えるので、ピン合わせをしなかったことが悔やまれます。春が来る前にもう一度確認しに行かなければなりますまい。

DSC_0321wdn(I).jpgケナガとモン?

DSC_0705wdn(I).jpgモンイネゾウモドキ? ’17 冬 東京都狛江市(すべて)

過去画像や今回UPの画像を眺めていたら、このフィールドにはアカイネゾウモドキを含め4種類のイネゾウモドキがいるんじゃないの、なんてことまで脳裏をかすめるようになりました。ますますドツボにはまりそうな河川敷のイネゾウモドキたちです。

標本を作らず(採集しないので)画像だけで種を特定しようという綱渡り的同定法が、こんなどうしようもない御託となって出来しました。あ~、どうしましょ、スリル満点です。

アカイネゾウモドキ、ヤナギイネゾウモドキ、モンイネゾウモドキ、そしてケナガイネゾウモドキ。この4種がこのフィールドに生息しているとしたら、楽しいと思いませんか。お付き合いいただきありがとうございました。




  1. 2017/02/20(月) 18:53:48|
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小さいけれどご新規 ・・・ヒメゾウムシ?

ケヤキの樹皮下から出て来た微小なゾウムシ。フォルムはヒメゾウムシっぽいですが、保育社の甲虫図鑑には該当する種が見当たりません。体長は2.5mmほど。体表は灰白色の微毛に包まれています。小さいけれどゾウムシ好きにはうれしい、久々のご新規ゾウムシです。一応ヒメゾウムシの一種としましたが、それも多分です。あしからず。

下にいるのはケブカホソクチゾウムシ
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後肢が一本ありません。ざんね~ん!
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DSC_0742wdn(I).jpgヒメゾウムシの一種?⇒ツメクサタネコバンゾウムシ ‘17.1月下旬 東京都狛江市

※yosiさまより、写真のゾウムシはツメクサタネコバンゾウムシではないかとのご指摘を頂きました。検証しましたところ間違いなさそうなので、上記のように訂正致しました。yosiさま、ありがとうございました。



  1. 2017/02/16(木) 19:12:46|
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二度ビックリ ・・・ムネスジノミゾウムシ

ヤナギの固い樹皮下にいたのは、このフィールドではお目にかかったことのないムネスジノミゾウムシ。それも一頭二頭ではなく、何十頭もいたのですから二度ビックリです。潜り込んでいたヤナギが発生木でしょうか。しかし図鑑をひも解くと、幼虫はナラ、カシ、クリなどの若葉に潜り込むとあります。ヤナギも文字はどこにもありません。ということは単に越冬場所としてこのヤナギを選んだということでしょうか。それにしては数がハンパありません。ヤナギをホストとするノミゾウムシはほかにいますが、いずれも少ない種ばかりで、写真のゾウムシとは風体が合いません。う~ん、わからなくなってきました。撮影フィールドでは何をホストに発生していたのでしょう。それとこの一本のヤナギを越冬場所に選んだその理由とは何でしょう。虫の世界は不思議が一杯です。
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DSC_0162wdn(I)-b.jpgムネスジノミゾウムシ ‘17.1月中旬 東京都狛江市

ゾウムシに占拠されたヤナギ。上流からの漂流物が絡まり汚いです。撮影場所にヤナギは数々あれど、この一本に集中していたその理由とは・・・。
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美しくないヤナギ

沢山いた割には写真がイマイチ。もう少し暖かくなったら、緑バックの写真を狙おうと思います。



  1. 2017/02/07(火) 18:27:01|
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